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社会・教育

スカパーJSATグループは、放送と通信という公共性の高い事業を展開しています。中核事業会社のスカパーJSAT株式会社では、宇宙に多数の通信衛星を配備し、通信インフラを通じて社会を支え、また放送を通じて人々の暮らしに安心・快適・楽しさをお届けしています。当グループの事業リソースを用いた貢献を通じ、地域・社会の一員としてより豊かな社会の実現に寄与してまいります。

事業継続計画(BCP)支援

災害医療救護通信エキスパート育成・衛星通信サービスの無償提供

  • 2017年11月にDCOMEが実施した実技訓練の様子

国民の生命を守る医療・救護活動の現場では、情報通信技術の普及により通信ネットワークへの依存が高まっており、大規模災害時においては非常用通信手段として衛星通信による高速インターネットの重要性は増しています。2017年6月、総務省「大規模災害時の非常用通信手段の在り方に関する研究会」報告書においても「災害医療救護拠点が確保すべき非常用通信手段」と「非常用通信手段に関わる人的能力強化」が提言されました。これを受けて、非常用通信を適正に利用できる人材を育成する目的で「災害医療救護通信エキスパート育成協議会(DCOME)」が立ち上げられ、体系的に研修・訓練を行実施しています。スカパーJSATは、本通信エキスパート研修の実技訓練の講師として、人材育成事業の一端を担っており、一人でも多くの人命救助、及び防災対策の強化による強靭な国づくりに貢献しています。

  • 政府総合防災訓練に提供したExBird可搬衛星通信局

また、毎年9月1日に行われる政府総合防災訓練における大規模地震時の医療活動訓練において、厚生労働省DMAT(災害派遣医療チーム)からの要請を受け、2015年以来、衛星通信サービスExBird(エックスバード)を無償で提供しています。この訓練では、地上回線が遮断された場合を想定し、ExBirdを使って衛星経由のインターネット回線及び音声通信回線を提供し、EMIS(広域災害・救急医療情報システム)へのアクセスや音声通話を早期に使用可能にしました。ExBirdの迅速な可搬衛星通信局の設置や回線利用に対しては高い評価を頂いており、今後の更なる連携強化が期待されます。

  • DMATは「災害急性期に活動できる機動性を持つトレーニングを受けた医療チーム」と定義されており、専門的な訓練を受けた医師、看護師、業務調整員で構成されています。全国都道府県のブロック毎にDMAT隊があり、災害時には搬送病院と連携して活動しています。

レジリエンス認証取得

スカパーJSAT(株)は通信・放送という公共性の高い事業を営んでいることから、災害などの非常時に期待される役割と責任を強く認識しています。2016年にレジリエンス認証を取得し、役職員とその家族の安全・安心を最優先とした上で、二次災害の防止に努めること、ステークホルダーへの影響を最小限に止めること、業務の早期復旧・継続を図り、経営への影響を最小限に止めることを方針として掲げ、この方針のもと事業毎に非常時に継続する業務を予め定め、日頃から高いBCP意識をもって対策に取り組んでいます。

  • レジリエンス認証(国土強靭化貢献団体認証)とは、内閣官房国土強靭化推進室による「災害等に負けない日本(レジリエンス=国土強靭化)」の考え方に基づき、事業継続に関する取り組みをレジリエンス認証事務局が審査・評価したうえで、「国土強靭化貢献団体」として認証するものです。

教育支援

東南アジア教育環境向上への貢献(通信環境及び教育環境の提供)

  • カンボジアのボングロ・コラオム寺子屋の開所式

事業を通じた社会貢献を標榜する「東南アジア教育支援プロジェクト」では様々な活動を行っています。インドネシアでは、現地パートナーとの協働により地上回線が行き届かない島しょ地域にある教育機関へ向けて、衛星通信を利用した教員研修やインターネット環境を提供しています。また、スカパー!の会報誌やSNSの公式アカウント、スカパーJSAT(株)が運営するチャンネル「BSスカパー!」放送内でのコマーシャルなどの媒体を通じて寄付を募り、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟が行う世界寺子屋運動を通じてカンボジアで学校建設に貢献しました。
2018年7月には、ミャンマーでの事業パートナーである情報通信事業者Southeastasianet Technologies Myanmar Co., Ltd.(SEANET)との協働により、教育団体Monastic Education Development Groupが運営する寺子屋のうち、ミャンマー第2の都市マンダレーおよびシャン州にある3か所の寺子屋にVSAT(超小型地球局)を設置し、衛星通信を利用した教員向け遠隔研修プログラムの提供を始めました。2019年にはInteractive Onsite Learningシステムにより本部と拠点をつないだ授業も実現する予定です。衛星設備・運営費用の支援を通じて、教師のスキル向上およびミャンマーの子供たちの教育機会の拡充を支援していきます。

次世代育成

  • 画像提供:科学技術振興機構

未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材を育成することを目的として、全国の中高生が都道府県を代表し科学の思考力・技能を競う「科学の甲子園」(国立研究開発法人科学技術振興機構主催)の活動に共感し、次世代育成支援の一環として協働パートナーとして参画しています。大会中の実技競技では「スカパーJSAT賞」として、優れた工作デザインを発表した都道府県代表チームに表彰も行いました。協働パートナーとして協賛するだけでなく、大会の模様をスカパーJSATが運営するチャンネル「BSスカパー!」で生中継するなど、放送を通じて大会の認知向上にも貢献しています。

  • 出張授業~子供たちに講義

また、「出張授業」と題して、地域の小・中学校に役職員が講師となって出張し生徒達と交流するキャリア教育支援を行っています。コミュニケーションを学ぶためのプログラムを、役職員が生徒達とともに体験することで、職業観を広げるサポートを行いました。特別プログラムとして、当社役員自らの幼少時代の夢や、生徒達が夢を実現するために広い分野へ興味を持つことの重要性についての講演を行ったり、DMATで活躍される方をゲストでお迎えし、東日本大震災や熊本地震の際に衛星通信が被災地域で人々の役に立ったことや、平常時からの「備えること」「つながること」の大切さを伝えました。実際の災害現場でも使用されるVSAT(超小型地球局)を用いて、目に見えない「衛星通信」を体感してもらう実演も行いました。