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SUSTAINABILITY
from SPACE

宇宙から考える
サステナビリティ

スカパーJSATグループの宇宙事業

スカパーJSATグループは、1989年に日本の民間企業で初めて静止軌道に人工衛星を打ち上げて以来、映像の生中継や緊急通信手段として災害現場で活用される「衛星通信サービス」、テレビ放送のチャンネル数を飛躍的に増やし、多彩なコンテンツを提供している「衛星有料多チャンネル放送サービス」、洋上の船舶や飛行中の航空機内からの機内WiFiやSNS投稿を可能にした「衛星インターネットサービス」など、宇宙空間を活用してさまざまな新しい価値を提供してきました。
現在、そのフィールドを静止軌道だけでなく、低軌道や成層圏などさまざまな高度の空間に拡げ、宇宙から気候変動などの自然環境データ収集や災害予防のための観測なども行っています。また、宇宙空間を将来にわたりもっと有効に活用できるようにするため、宇宙ごみ除去技術の研究開発なども進めています。

JCSAT-1号機が拓いた日本の宇宙ビジネス

JCSAT-1号機が拓いた日本の宇宙ビジネス

初号機JCSAT-1は最近ではすっかり見かけなくなったスピン型と呼ばれる円筒形の衛星でした。日本初の宇宙ビジネスである衛星通信の主な用途は、映像の中継業務と災害時用の緊急通信網の構築でした。衛星通信の開始により、TV局以外の企業でも映像通信ができるようになり、衛星中継イベントや衛星予備校などの利用が始まりました。
JCSAT-1号機は1998年に運用を終了するまでの間に阪神・淡路大震災などの災害救命活動にもその能力を発揮しました。

「スカパー!」は宇宙太陽光発電による放送サービス

「スカパー」は宇宙太陽光発電による放送サービス

衛星有料多チャンネル放送サービス「スカパー」の歴史は、その前身であるアナログCS放送が1992年に始まったことに遡ります。衛星放送は宇宙空間で太陽光によって発電された電力を使用し、何百ものTVチャンネルを全国放送する極めてエコロジカルな放送手段です。衛星までの送信をおこなう「スカパー東京メディアセンター」も実質再生可能エネルギー由来の電力のみで運営しています。

いつでもどこでもあらゆるところにつながりを提供

いつでもどこでもあらゆるところにつながりを提供

衛星インターネットサービスを提供し始めた当初、当時の電話回線による利用より10倍以上の高速化を実現し、ネット上での動画ビジネスへと続く大容量通信の道を切り開きました。
現在はスマートフォンやIoTインフラの普及により、いつでもどこでもインターネットへのつながりが求められる社会となりました。衛星通信は今までつながりにくかった陸地から遠く離れた洋上の船舶や上空を高速で航行する航空機にもインターネットを繋げ、情報により高度化していく社会を支えています。

あらゆる高度から新たな課題解決へ挑戦 (写真提供:株式会社QPS研究所)

あらゆる高度から新たな課題解決へ挑戦

情報化社会の高度化により、情報が食料や資源と同等の価値を持つようになってきた現在、当社もこれまで培った技術やノウハウを生かし、さまざまな挑戦に取り組んでいます。低軌道や成層圏などあらゆる高さや空間を使って、新たな情報を収集し、分析し、提供することで、安心・安全な社会への貢献を目指します。
また、こうした宇宙活用の大きな妨げとなるかもしれない宇宙ごみ問題に対しても、率先して取り組んでいます。

詳しく知りたい方は以下より宇宙事業のホームページをご覧ください。

スカパーJSATグループが考える
宇宙とサステナビリティ

「宇宙から「つながり」を支え続けます」
これまでスカパーJSATグループは静止軌道上の衛星を使った通信と放送を通じて、いつでもどこでも必要なときに必要な「つながり」を提供すべく、さまざまな取り組みをおこなってきました。それは都市部と山間離島との情報格差の是正、災害に強いレジリエントな地域インフラの構築、多種多彩なコンテンツによる多様な価値観の支援などに貢献してきました。そしてこれからも、現在に止まることなく、未来を見据えてこの活動を改善、進化させていきます。

「宇宙から安心・安全な社会を支えます」
スカパーJSATグループでは、これまで培った宇宙ビジネスのノウハウ、経営資源と新技術の積極採用により、複数の軌道高度からなる宇宙コンピューティングネットワークの構築を目指しています。この宇宙コンピューティングネットワークは人々の「つながり」を強化拡大するとともに、あらゆる高度からの新しい視点により、気候変動対策、再生可能エネルギーの普及、海洋や海洋資源の保全、森林と陸の生態系の保護、持続可能な農業の実現など、多くの社会課題の解決に貢献できると信じています。

「宇宙利用のサステナビリティにも取り組みます」
宇宙ビジネスが盛んになるにつれて、さまざまな理由で発生する宇宙ごみ(スペースデブリ)が安全な宇宙利用の妨げとなることが懸念されています。スカパーJSATグループは宇宙ごみを除去する衛星の開発に取り組むなど健全な宇宙利用の未来にも貢献していきます。

スカパーJSATグループは宇宙ビジネスのパイオニアとして、これからもサステナブルな社会と宇宙の実現に挑戦を続けていきます。

宇宙統合コンピューティング・ネットワーク

宇宙×マテリアリティ

スカパーJSATグループでは宇宙から持続可能な社会の実現に貢献すべく、マテリアリティを定めています。

宇宙から持続可能な社会へ貢献します

SPACE PEDIA

宇宙と人工衛星のこと、
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