スカパー! 戦後80年平和教育ワークショップ
終戦から80年となる節目の年として、学生に向けて戦争の記憶を継承し平和について考える機会を創出することを目的に、スカパーJSAT株式会社(以下、当社)は7月30日(水)に、ヒストリーチャンネルの放送事業者であるエーアンドイーネットワークスジャパン合同会社(以下、エーアンドイーネットワークスジャパン社)ご協力のもと、芝浦工業大学柏中学高等学校と連携した「スカパー! 戦後80年平和教育ワークショップ」を開催しました。当日は高校2年生の生徒24名と先生4名が参加されました。
ワークショップの様子



生徒のみなさんは事前にヒストリーチャンネルのオリジナルドキュメンタリー番組「名もなき人々の戦争」を視聴した上でワークショップに参加しました。30分間という限られた時間で4人1グループに分かれ、それぞれテーマを選択し、ディスカッションを経て戦後100年に向けて次の世代の子供たちや20年後の自分たちに向けたメッセージを模造紙にまとめる作業を進めていきました。戦争や平和について、これまでに学んできたことや自分自身の暮らしと照らし合わせた気づきなど、率直な意見が交わされました。
各グループの発表






各グループは、選択したテーマに沿って発表を行いました。高校生同士の学び合いと気づきに満ちた時間となり、参加者全員で有意義なディスカッションが展開されました。
発表後、再度グループワークを行い、他グループの発表内容や感想からの気づきを踏まえて、さらに議論を重ね模造紙を完成させました。模造紙はタイムカプセルに投入し学校内で保管され、戦後100年目となる20年後の2045年に開封される予定です。
番組制作者からの講話
ワークショップの最後に、番組制作を担当されたエーアンドイーネットワークスジャパン社の福井様、小野様から講話をいただきました。福井様からは「非常に素晴らしい議論をしていただき、私自身も学ぶことが多かったです。戦争は起こってしまったら止めることが難しいです、戦争にまで発展させないことが重要だと思っています」というお言葉をいただきました。小野様からは「イラク戦争では多くの抗議があっても戦争を止めることができなかった。次の戦争に自分たちが巻き込まれることもありうるので、1人1人がしっかり考えることが重要」と、ワークショップを通じて生徒たちに思いを伝えていただきました。

ディレクター 福井 靖典様

クリエイティブプロデューサー 小野 怜様
当社グループではサステナビリティ経営の一環として、9つの重要課題テーマを設定しています。重要課題テーマの一つとして「地域・コミュニティの発展~次世代のための 地域のため~」を掲げており、次世代への教育支援も重要なことであると考えています。今後もこのような次世代への教育支援を通して社会の持続的な発展に貢献してまいります。