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地球と生きる

それぞれの未来ストーリー Vol. 9
脱炭素社会と循環型社会の実現に向けた取り組み

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「それぞれの未来ストーリー」は、Space for your Smileな未来に繋がる取り組みについて、当社グループの社員にインタビューするシリーズです。

今回は、当社が掲げる重要課題テーマのうち「脱炭素社会と循環型経済の実現に向けた環境への寄与 ~地球と生きる~」について、推進部署であるスカパーJSAT㈱ 経営管理部門 総務部の二人から話を聞きました。
「衛星および地上設備等における再生可能エネルギー利用、エネルギー効率向上の推進によるCO2の削減」「廃棄物の適正な処理、リユース、リサイクルの推進」「環境に配慮した調達」への取り組みについて紹介します。

―――今回インタビューしたメンバー

左から岩谷さん、藤澤さん

スカパーJSAT株式会社
経営管理部門
総務部 藤澤 直美さん
スカパーJSAT株式会社
経営管理部門
総務部 岩谷 朝世さん

脱炭素社会と循環型経済の実現に向けた取り組み

―――まず初めに、脱炭素社会の実現に向けた温室効果ガス(以下、GHG)排出量の削減に関する活動について教えてください。

藤澤さん:グループ会社を含めた各拠点で使用する電力の再生可能エネルギーへの切り替えを進めており、実質再生可能エネルギーの使用比率は、各拠点担当者との調整・取り組みの進展から、2024年2月末時点で99.55%(対象:国内拠点)になりました。なお、GHG排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの達成目標(※1)を2030年から2025年度に5年前倒すことを昨年決定いたしました。

※1: Scope1(自らによる直接排出)及びScope2(供給されたエネルギー利用に伴う間接排出)が対象


なお、海外拠点など固有の事情により切り替えが難しい場合はカーボンクレジットの利用によるオフセット(※2)を考えています。

※2: カーボンクレジットの利用によるオフセット:削減困難な温室効果ガスについては、他の場所で排出量を埋め合わせするという考え方のこと。埋め合わせの手段としては、排出削減・吸収量(クレジット)の購入や温室効果ガスを削減するプロジェクトの支援などがあります。



▼カーボンニュートラル達成への移行計画



▼プレスリリースはこちら


―――続いて、循環型経済の実現に向けた取り組みとして、「廃棄物の適正な処理、リユース、リサイクルの推進」がありますが、どのような活動をされているか教えてください。

藤澤さん:廃棄物は、事業活動に伴って発生した産業廃棄物と皆さんが日常的に捨てている一般廃棄物に分けられます。

産業廃棄物の適切な処理に関しては、社員が改めて法律とルールを確認し、手続きを遵守するよう昨年e-learningを実施しました。一般廃棄物については、廃棄物量そのものを減らすことのほか、リサイクル率を上げたいと思っています。なるべく廃棄物を新たな資源として再利用することで、廃棄物の最終処分場への投棄量を減らすことが狙いです。
各拠点でのレイアウト変更の際には、使わなくなった家具等を捨てるのではなく、リユース業者に売却したり、他拠点や社員に利用してもらったりすることで廃棄物減少を実現しました。今後はさらに一歩進んで、新たに購入する家具を、廃材とか再生プラスチックを利用したものにしたいと思っています。

また、社員のリサイクルへの取り組み推進として、赤坂インターシティAIR本社のゴミ箱に分別方法を分かりやすくするポップアップを貼っています。今後も社員の分別の精度が上がるよう工夫をしていきたいです。



▼赤坂インターシティAIR 本社のごみ分別表示。


さらに直近では、関係部署によるリサイクル工場の見学会を実施しました。現状を正確に把握した上で、リサイクルを効率よく、効果的に行う方法を今後も模索していきたいです。



▼リサイクル工場の見学会の様子


―――マテリアリティには「環境に配慮した調達」もありますが、こちらの取り組み、目標や課題についても教えてください。

藤澤さん:まずは身近な文具品等の一般購入物から手を付けています。昨年4月に策定したグリーン調達方針に則って、当社が利用しているオフィス用品注文サイトの「たのめーる」で環境に配慮された商品しか買えないよう設定を変更し、購入する社員の皆さんにもご協力いただいています。



▼たのめーるでは環境ラベルをもった商品しか購入できないよう設定しています


岩谷さん:そのほかの取り組みとしてスタッフジャンパーを昨年リニューアルしたのですが、環境配慮素材を選んでいます。候補となったメーカーは複数あったのですが、リサイクルされた素材で作ってくださるメーカーを選びました。今まで使っていたジャンパーは回収し、リサイクルへ回しました。結構モノもよく、お揃いで、かつ環境に配慮したジャンパーを皆さんに着てもらえて、とても嬉しく感じています。



▼リサイクル素材でできたスタッフジャンパー

業務への思い、社会とのつながり

―――業務に取り組む中で、どのようなことを考えながら取り組んでいますか?社会とのつながりを感じることはありますか?

藤澤さん:環境関連の業務をしていると社内には意欲の高い人が多くいることに気づきます。そうした人たちとやり取りする中で、私自身ももっと頑張ろうと励まされる機会が多いです。刺激を受けて、資格の勉強もしています。やっぱり環境関係のニュースを聞くとまずいなって、危機意識はかなり高まってます。

岩谷さん:南極の氷が溶けていくという話も、いつかはっていう感じだったのが、もう本当に目の前で起こっていて。環境問題は規模が大きすぎて、私たちに何ができるんだろうと正直不安に思うこともありますが、今行っている業務の推進含め、少しずつでも取り組んでいきたいです。


(インタビュー日: 2023年12月19日)

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SGDsゴール

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