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一人ひとりが活躍できる会社

それぞれの未来ストーリー コルディアーレ熊本農園編

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「それぞれの未来ストーリー」は、Space for your Smileな未来に繋がる取り組みについて、当社グループの社員にインタビューするシリーズです。

今回のテーマはコルディアーレ熊本農園(以下、熊本農園)です。
熊本農園は、熊本にある障がいを持つ方々に働く機会と場を提供することを目的として運営されている屋内型農園で、スカパーJSAT㈱(以下、当社)の社員が勤めています。(農園の運営は株式会社JSH(以下、JSH社))

社員が日々どのようなことを意識しながら業務に取り組んでいるのか、その思いをお届けします。

―――今回インタビューしたメンバー

スカパーJSAT株式会社
経営管理部門 人事部 福利厚生チーム長
鈴木 美奈さん

コルディアーレ熊本農園での取り組みについて

―――まず初めに、熊本農園について教えてください。

鈴木さん:熊本農園は、JSH社が運営する屋内型農園で、障がいを持つ方々が各企業の従業員として水耕栽培業務を行っています。
冷暖房設備、バリアフリー対応が完備された完全屋内型で、看護師の方も常駐し安心して業務を行える環境です。

ここでは当社の社員4名が勤務しています。
バジルやディルなどの野菜を丁寧かつ安全に育て、収穫した野菜は新鮮な状態で店頭販売や周辺のレストランに提供するほか、都内の当社拠点へも届けられ、社員間のコミュニケーションにもつながっています。


コルディアーレ農園についてはこちら:


JSH社公式サイトでの当社取り組みのご紹介:

左:コルディアーレ熊本農園 右:収穫した野菜は店頭や地元のレストランへも販売

―――熊本農園での取り組みにおいて、大事にしていることを教えてください。

鈴木さん:私は、当社本社(赤坂)で勤めながら、熊本農園のメンバーとコミュニケーションをとり、フォローを行っています。
大事にしていることして、熊本農園と当社本社の距離は離れていますが、当社の一員であるという自覚や誇りを持ち、モチベーションを保ってもらうにはどうしたらよいか、常日頃考えています。
例えば社内のコミュニケーション施策に参加してもらい、他部署の社員とオンラインで会話する機会を設けました。そのほかには、定期的にオンライン面談を行い、その際には業務以外にもプライベートや趣味について話しながら相手を深く知ることを心がけています。

好きなことや得意なことを聞いていると、その力をチームにおいてどのように発揮できそうか想像ができて、「今度それを業務でも意識してみたら?実際にやってみたらどう?」と業務につながるよう話もしています。
例えば、お笑いが好きな方はチームを盛り上げることが得意ですし、編み物が好きな方は手先が器用なので細かい作業に集中できます。

スタッフそれぞれの興味や得意なことが生かされるように助言することを意識しています。

―――熊本農園に携わられてきたなかで、チームにおいて変化はありましたか?

鈴木さん:そうですね、各メンバーが自分の得意なことに気づき、業務で生かすように工夫されたことで、よりメンバー間の連携がスムーズになったと感じています。お互いの得意・不得意を知り、得意なことが生かされる分担にしたり、苦手なことはフォローしたりするなど互いを思い合いながら、気持ちの良いコミュニケーションがとれる状態になったかと考えます。

―――日々改善しながら今の良い状態へ変化されてきたのですね。

当社社員が育てているディルやバジルなどの野菜

―――当社では重要課題テーマの一つとして、「多様な人財の活躍~一人ひとりが活躍できる会社~」を掲げています。熊本農園での取り組みとどのようにつながっていると思いますか。

鈴木さん:「DE&Iの実現」という点では、先ほど話したように定期的なオンライン面談を通して、それぞれの個性を生かせる状態を少しずつ作れてきているかと思います。
お互いの得意なこと、不得意なことも含めて理解してフォローし合うことで、より強みが引き出されると思っているので、そういう状態になるように皆さんと話をして、アドバイスしています。

―――社会課題とのつながりはいかがでしょうか。

鈴木さん:社会課題という点では、障がい者への雇用機会の提供のほか、地方創生にも貢献できている部分があると考えています。
日本では、特に地方において障がい者の雇用が進まないという課題がありますが、熊本農園を運営しているJSH社は九州という地方に限定して事業を展開し、地方創生に取り組んでいます。
ビジネスを通じて社会課題を解決することをまさに実現されていて、その姿勢にとても共感しています。

自社だけでなく、熊本農園で働くメンバーやそのご家族への充分な配慮、地方創生という社会課題、当社のようなパートナー会社との連携に重きをおきた「三方よし」な取り組みをされていて、私自身もそのような意識を大事にしていきたいと考えています。


(インタビュー日:2024年4月3日)

スカパーJSAT㈱では、障がい者雇用について各事業所での雇用のほか、今回ご紹介した熊本農園での雇用を行っています。
当社グループで掲げるマテリアリティ「多様な人材の活躍を促すDE&Iの実現」に向けて、今後も様々な制度・施策を進めてまいります。

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SDGsゴール

  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 8.働きがいも経済成長も
  • 10.人や国の不平等をなくそう
  • 16.平和と公正をすべての人に