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トップコミットメント

「Space for your Smile」という私たちのミッションを具現化するため、
サステナビリティ経営を通じて社会の持続的な発展に貢献してまいります

SDGsの取り組みを強化し、サステナビリティ経営を実現する

スカパーJSATグループは、2018年に制定したグループミッション「Space for your Smile」のもと、ステークホルダーの皆様や社会に必要とされ続ける企業として、これまでも持続的な成長を目指してまいりましたが、このたび「SDGs(持続可能な開発目標)」の取り組みを一層強化し、社会から必要とされ、持続的な成長を続けるサステナビリティ経営の実現を目指すことを表明しました。

当社グループは、「宇宙」と「メディア」を事業の場とする「宇宙実業社」として、人工衛星を通じた放送プラットフォームと通信インフラを提供するという大きな責任を担ってきました。地上からでは通信や放送をお届けできない地域にも宇宙から放送やデータを届け、災害に強いインフラを提供することで、自治体や企業のBCP(事業継続計画)体制整備にも貢献していると自負しています。事業を通じて人々の生活をより良くする、これはまさにSDGsの精神とも合致したものであり、この取り組みを強化していくことで持続的な成長を目指してまいります。

大きな社会環境の変化にも対応しながら持続可能な社会づくりに貢献

当社は、衛星通信事業者のJSAT株式会社と衛星放送事業者の株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズが垂直統合し、2007年4月に誕生しました。当社を取り巻く事業環境は、この10年で大きく変化し、それとともに果たすべき役割も変容を遂げています。

宇宙事業では移動体通信の需要が急増しているほか、低軌道衛星からの画像解析データの利活用や、太陽光発電に向けた日照量の予測、風力発電に向けた通信提供のような、今後の日本の電力インフラを担う再生エネルギーの事業環境整備という新しいビジネスの芽も育ち始めています。

メディア事業では衛星放送に加え、光回線経由での地上波番組の再送信サービスやオンデマンドサービスの提供、放送の高度化に取り組み、成長を続けてきました。昨今ではコロナ禍で外出が制限され、家で過ごす時間が増えた視聴者に向けて、より良質で多様なコンテンツの提供が求められています。

通信・放送という公共性の高い事業を行っていることから、企業としてのガバナンスも極めて重要です。経営の高い透明性を確保して社会からの要請と期待に応えるとともに、リスクマネジメントや情報セキュリティ、個人情報保護など適正な事業運営を行う体制を整備していかなければいけません。

特定した9つの重要課題テーマを事業・経営に取り込む

このような中、宇宙事業とメディア事業の2つの事業を両輪とする当社グループとして解決すべき社会課題とは何かを、SDGsを起点に抽出し、9つの重要課題(マテリアリティ)テーマを特定しました。改めて当社のグループミッション「Space for your Smile」がSDGsと強く結び付いており、私たちが意識している以上に当社グループの事業が多くの面で社会に貢献できることが再確認できました。

たとえば、「レジリエントな放送・通信インフラの構築、情報格差の解消」というテーマですが、これは宇宙事業、メディア事業の共通した強みを生かすことで取り組むことができます。人工衛星による、放送プラットフォーム、通信インフラを提供する中で、日本国内のみならず海外においても地上回線が未整備の地域へ放送・情報を届けられること、また災害に強いインフラを提供することで自治体や各企業のBCP体制の整備にも役立てていただいています。

また「多様なコンテンツによる生活の豊かさの向上」も当社グループとして取り組むべき重要課題テーマです。「スカパー!」で多様なコンテンツを視聴者や社会にお届けすることで、豊かな精神と多様性のある文化が育まれ、サステナブルな社会に貢献できると考えています。一方で、安心してお楽しみいただくための取り組みとしての人権や暴力、差別などに配慮する番組考査は、当社に課せられた社会的責任と捉えています。

上述以外にも、「多様な人財の活躍」「地域・コミュニティの発展」「パートナーシップの促進」というテーマが特定されたように、多くの面で「社会」に貢献していることが可視化できました。一方で、想定していた以上にステークホルダーからの「環境」面での期待値が高いことも認識しています。

重要課題テーマの一つ「脱炭素社会と循環型経済実現に向けた環境への寄与」に対し、人工衛星は宇宙空間で太陽光発電しているため、再生可能エネルギーを利用しています。一方で地上の放送センターなどでは設備更新時に電源・熱効率の向上やグリーン電力の活用、長寿設備の導入などにより、一層の環境負荷軽減を図る必要があると考えています。

その他「強靭な経営基盤の整備」「宇宙環境の改善」「環境や社会に寄与するイノベーションの推進」というようなテーマが特定されました。取り組むべきテーマが明確になったことで、次は目標・KPI(重要業績評価指標)を策定して各組織でのアクションプランに展開していきます。目標・KPIは策定して終わるものではありません。PDCAを通じて、社内外の環境変化に対応しながらブラッシュアップし、経営がそれをしっかり注視していきます。

あらゆる空間(Space)が仕事場の宇宙実業社として「未知を価値に。」変えていきます

「あらゆる空間(Space)」が仕事場である私たちは「宇宙実業社」として「未知を価値に。」変えていくことが求められています。
「Space for your Smile」という私たちの想いを実現することで、不安が「安心」に変わる社会、不便が「快適」に変わる生活、好きが「大好き」に変わる人生を実現し、一人ひとりを笑顔にしていきたい。サステナビリティ経営に取り組むことは、さまざまな社会課題の解決への貢献であると同時に、新たなビジネスの需要を見いだし、この先10年、20年と成長し続けていくための羅針盤にもなります。今後も、サステナビリティ経営を通じて社会の持続的な発展に貢献してまいります。

サステナビリティ委員会委員長
株式会社スカパーJSATホールディングス 取締役 経営企画担当 最高情報セキュリティ責任者
スカパーJSAT株式会社 取締役 執行役員専務 経営企画部門長
大松澤 清博