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サステナビリティ委員会委員長
久保 勲

サステナビリティ委員会委員長 久保 勲 サステナビリティ委員会委員長 久保 勲

当社グループは、グループミッションでありサステナビリティ方針でもある「Space for your Smile」のもと、サステナビリティ経営を推進し、事業を通じて社会課題の解決に取り組むことで豊かな社会の実現に貢献し、社会と会社の持続的な成長を目指しています。
そのためのプロセスを、価値創造ストーリーとして明確化しました。競争力の源泉となる当社グループが持つ様々な経営資源を活かし、「集める・届ける・拡げる」の追求により、経営戦略に沿って事業を強化・拡大することで社会課題を解決し、宇宙事業、メディア事業の両輪で、宇宙と地球のあらゆる情報・感動をつなげ、すべての人に笑顔を届けられるように宇宙、そして未来の社会のすべての「Space」に寄与してまいります。

サステナビリティ方針

サステナビリティ方針

マテリアリティ達成に向けた取り組み

地球環境や市場環境が大きく変動する中、当社グループを取り巻く経営環境はこの数年で大きく変化しました。気候変動・環境問題や人権尊重等、サプライチェーンやステークホルダーに与える影響に十分配慮する必要がある一方、顕在化する社会/地球課題に対するソリューション提供を大きな契機と捉えております。
その中で、当社グループでは、SDGs/ESGにも対応するグループとして取り組むべき9つの重要課題テーマを特定しました。重要課題テーマのもとには2030年に目指すありたい姿と実現に向けたアクションを表すマテリアリティをそれぞれ特定し、長期目標と年度ごとの目標を設定しています。

社会:一人ひとりが活躍できる会社

持続的な成長を実現させるために人的資本が非常に重要だと考えており、経営戦略においても、「既存事業の収益性強化」「新領域事業の展開」を実現するための必要不可欠な基盤と位置づけました。宇宙、メディア両事業セグメントにおける注力分野への積極的な人的資本投下を実行する人財戦略と、人財が力を発揮するためのエンゲージメント強化の2つを軸に取り組んでまいります。

環境:地球と生きる

気候変動をはじめとする環境問題に対しては、気候関連財務情報タスクフォース(TCFD)への賛同表明、環境基本方針、グリーン調達方針を制定、Scope 1、2のカーボンニュートラル達成目標の2025年度末への前倒し等の取組みを着実に進めています。
当社グループでは、気候変動への対応は、大きなビジネス機会でもあると捉えています。地球観測衛星(低軌道衛星)からの画像解析データの利活用や、増え続ける宇宙ごみの除去技術開発等脱炭素社会に向けて新しいビジネスの芽も育ちつつあります。

ガバナンス:正しくしなやかな経営

当社は通信・放送という公共性の高い事業を行っていることから、2007年4月の会社設立時より経営の透明性、健全性の確保・向上に努めてまいりました。それに加え、プライム市場上場企業として、高度なガバナンス実現を社会から要請、期待されていると認識しております。それらに応えるべく、適正な事業運営を実現するための体制を整備しており、サイバーセキュリティや個人情報保護、情報セキュリティ体制等の強化には特に注力しているほか、気候変動も含めたリスクに備えるリスクマネジメント体制を整備・運用しております。人権尊重は、従前より取り組んでいましたが、当社だけでなくあらゆるステークホルダーの基本的人権を尊重する責任を果たすことを目的として、グループ人権方針を制定しました。今後は、人権リスク評価を行い、必要に応じた取り組みを実施してまいります。


これからもスカパーJSATグループは「Space for your Smile」のもと、地球、宇宙、そして未来の社会、すべてのSpaceが笑顔で溢れることを目指し、サステナビリティ経営を推進してまいります。

引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。