ニュースリリース

インマルサット高速衛星通信サービス "Global Xpress"対応ポータブル端末　 英Paradigm社製『SWARM』国内販売開始

2020年09月29日

　JSAT MOBILE Communications株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：小池　克明、　以下JSATモバイル）は、インマルサット高速衛星通信サービス 「Global Xpress（グローバルエクスプレス）」（以下GX）に対応した英国Paradigm社製衛星通信端末『SWARM（スワーム）』の販売を日本国内企業や官公庁等のお客様に向けて10月1日より開始いたします。

　GXは移動体衛星通信大手のInmarsat（本社：英国ロンドン、以下インマルサット社）が提供する第５世代インマルサット衛星（衛星名称：グローバルエクスプレス）を用いた衛星通信サービス（※1）です。全世界をカバーエリアとし、Ka帯周波数（※2）を利用して提供いたします。従来の第４世代インマルサット衛星（利用周波数帯：L帯）による陸上向けサービス「BGAN」(最大850kbps(※3))よりも高速通信が可能なKa帯周波数を利用しておりますので、GXはメガクラスの高速衛星通信をグローバルエリアでご利用いただけます。

このGXに対応したポータブル型端末となる英国Paradigm社製『SWARM』のご利用により、最大通信速度4Mbps(下り)、1Mbps(上り)の高速衛星通信をグローバルエリアでご利用可能となり、サイズも航空貨物として預け入れ可能な専用ペリケース１個もしくは専用バックパック１個と小さく、持運びが可能です。更に容易な衛星手動捕捉を実現する機能となるPIM^®(Paradigm Interface Module)を搭載しており、GX衛星からの信号受信状況を視認できるインジケーターバーと音声の両面で受信レベルを簡単に確認でき、セットアップ開始から短時間で衛星通信サービスご利用可能です。

『SWARM』は、既に米国政府機関、英国空軍、カナダ軍や国際連合機関などの様々な海外政府機関等で災害時の通信ネットワークやポータブルな高速衛星通信環境確立のために採用されております。

JSATモバイルでは、世界的に実績のある『SWARM』を日本のお客様にお届けするため、この度電波法に基づく工事設計認証を取得し、国内での通信テストを重ね、販売開始に至りました。

　JSATモバイルはParadigm社、インマルサット社などの海外パートナー会社との連携を引き続き深めていき、お客様のニーズを汲み取ることを通じて新たなソリューションとビジネスの創出・発展に、チャレンジ精神を忘れることなく取り組んでまいります。

 

※1 インマルサット社が保有・運用するKa帯（20/30GHz）のスポットビームを搭載した静止衛星となります。2020年9月現在、4機（I-5 F1,F2,F3,F4）が稼働中となり、極地域はカバーエリア外です。今後、カバーエリアには変更が生じる可能性がございます。また、ご利用国によっては現地法律等によりご利用できない場合がありますので、事前にお問い合わせください。 

※2 Ka帯（20/30GHz）はその周波数の特性上、降雨発生時に回線品質が劣化することがございます。

※3 BGAN HDR(ハイデータレート)サービスご利用時の最大速度になります。

■JSAT MOBILE Communications株式会社　会社概要

本社所在地　　　：東京都港区麻布台 1-11-10

事業内容　　　　：衛星通信サービスの提供（電気通信事業登録番号第336号）

                                      通信機器の販売、コンサルティング、ソリューション

　　  　　　　　　 上記にかかわる企画、研究、開発

会社ホームページ：www.jsatmobile.com/

 

■Paradigm Communication Systems Ltd. 会社概要

本社所在地　　　：Paradigm House, 14 Wilsom Road, Alton, GU34 2PP, UK

事業内容　　　　：衛星通信機器の製造、販売、サービス、ソリューション提供

会社ホームページ：www.paracomm.co.uk

 

■Inmarsat Global Limited.  会社概要

本社所在地　　　：99 City Road London England EC1Y 1AX UK

事業内容　　　　：グローバル移動体衛星通信サービスの運用と提供

会社ホームページ：https://www.inmarsat.com/

 

以上