ニュースリリース

AVR®活用した体験型コンテンツの普及へ
スカパーＪＳＡＴ主催のアイドルイベントで提供

2023年04月05日

　ＳＷＣＣ株式会社（本社：神奈川県川崎市、代表取締役社長：長谷川 隆代、以下「ＳＷＣＣ」）は、スカパーＪＳＡＴ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役　執行役員社長：米倉 英一、以下「スカパーＪＳＡＴ」）と協力し、ＳＷＣＣグループの独自技術・AVR^®（Advanced Virtual Reality）を使った体験型コンテンツの開発・実証を進めています。このたび、AVR^®の空間共有技術「bilospace（バイロスペース）」を応用し、メンズアイドルグループ「MeseMoa.（メセモア）」のライブイベントで、事前に撮影したメンズアイドルと来場したファンの皆さんが、同じ空間内での交流を疑似体験できるコンテンツを提供し、実証に成功いたしました。

■スカパーＪＳＡＴとの共同開発について

　ＳＷＣＣグループでは既存の保有財産とDX技術を掛け合わせた戦略ブランド「SWCC　Smart Stream（スマートストリーム）」事業において、ケーブル施工の人材教育をはじめ、さまざまなソリューションを展開しています。エンターテインメント分野として新しい市場領域への展開も視野に入れる中、「スカパー！」「SPOOX」など、長年培ってきた多様なコンテンツ提供の実績とノウハウを保有し、近年はファンの視点でリアルサービスを通して新たな顧客体験の拡張に力を入れてきたスカパーＪＳＡＴとの方向性が一致し、今回の協業に至りました。今後もメディア事業のほか、新市場へコンテンツの提案・提供を協力して進めます。

■空間共有技術（bilospace）について

　同一人物が同時期に複数の場所で目撃されると言われる現象「bilocation（バイロケーション）」を語源とする、ＳＷＣＣグループのAVR^®を応用した技術ブランドです。離れた人や、あらかじめ撮影した人を立体的に合成し、まるで一つの空間に居合わせたような体験ができます。システムは大掛かりな設備やVRゴーグルは不要となります。この技術を3月26日、スカパーＪＳＡＴが主催する「MeseMoa.」のファンクラブイベントで、あらかじめ撮影したメンバーの立体データ（図１）を来場したファンが映る立体データと合成（図２）、記念撮影が楽しめる体験型コンテンツとして実施しました。この技術では、空間内の奥行きを正確に表現することが可能で、体験者は決められたスペースではなく、事前撮影したメンバーの前後に自由に入りながら撮影を楽しんでいました。

　ＳＷＣＣでは引き続き、AVR^®技術の普及・浸透を進めるとともに、スカパーＪＳＡＴとの協力で得た知見を「SWCC Smart Stream」事業にフィードバックすることで新たな価値空間の創造、社会課題の解決に努めてまいります。

■会社概要

ＳＷＣＣ株式会社

設立：1936年5月26日
事業内容：電線・ケーブル、電力機器部品、巻線、光ファイバケーブル、情報機器用ローラ、免震・制振材、防振ゴム等の製造販売

前身の昭和電線ホールディングス（株）に2つの事業子会社を吸収合併、4月より社名を「ＳＷＣＣ」とし、純粋持株会社から事業会社へ転換しました。電線・ケーブルや免震装置などをはじめとする製品・サービスを、建設・電力・通信分野を含む幅広いインフラ市場に提供しています。近年は電力システムを中心とするソリューション事業の強化、環境対応車向け高機能製品の拡販にも注力しています。

スカパーＪＳＡＴ株式会社

設 立 ：1994年11月10日
事業内容 ：宇宙事業、メディア事業

有料多チャンネル放送サービス「スカパー！」、動画配信サービス「SPOOX」に加え、光回線を経由した地上波・BSならびに「スカパー！」の再送信サービスを提供するFTTH事業にも取り組んでおります。また、保有する様々なアセットを活用してお客様の課題解決を支援するメディアソリューション事業にも進出し、ビジネスの多角化を目指しております。

■参考
人材教育プログラムへの AVR^® 技術の導入　SWCC Smart Stream 事業の展開に向けて
https://www.swcc.co.jp/jpn/news/detail/2022/news_3826.html
持続可能な社会の実現へ　DX（AVR^®）活用したソリューションを展開
https://www.swcc.co.jp/jpn/news/detail/2022/news_4202.html
スカパーＪＳＡＴホームページ
https://www.skyperfectjsat.space/
ＳＷＣＣホームページ
https://www.swcc.co.jp/jpn/

以上