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ニュースリリース

JSATモバイル 船舶特化サイバーセキュリティ対策サービス
「Fleet Secure Endpoint」
日本海事協会のイノベーションエンドースメント認証取得

2023年05月17日

 JSAT MOBILE Communications株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小池 克明、 以下JSATモバイル)は、船舶向けに特化したサイバーセキュリティ対策サービスである、Fleet Secure Endpoint(以下、FSE)が一般財団法人日本海事協会(ClassNK)より、製品・ソリューション向けイノベーションエンドースメント※1認証を取得したことをお知らせします。本認証は本ソフトウェアの開発元であるPort-IT社および、インマルサット社との協力のもと取得しました。

 FSEは、船舶向けの高速ブロードバンドサービスFleet Xpressのエンドユーザー向けに開発された船舶ネットワークの保護に特化した次世代型のサービスで、従来のウイルス対策ソフトではカバーしきれなかったIMO2021に準拠したサイバーセキュリティ対策に必須の機能を備えています。FSEの特徴は、ネットワーク検出と監視、アンチウイルス、ファイアウォール、マルウェア検出、および脅威分析の機能を提供し、脅威情報の収集、分析、および共有が可能なことです。また、IMO2021 IT監査レポートが組み込まれているため、サイバーレジリエンスを簡単に検証することができます。さらに、IT監査レポートの発行やセキュリティオペレーションセンターによる 24 時間 365 日の監視サービスまで含まれた、業界唯一の総合セキュリティサービスとなります。

 また、FSEは、ウェブコンテンツフィルタリング機能を備えており、悪質なウェブアクセスをブロックできます。これにより、船舶内部で発生する様々なデバイスやネットワーク上の脆弱性に対して、継続的な保護が可能となります。さらには、船内ネットワーク上のあらゆるコンピュータ、乗組員のノートパソコン、USB、またはセンサー等で発生する可能性がある脅威に対して、様々な防御機能を提供いたします。

 これらのFSEの機能により、乗組員や船舶所有者をはじめとする関係各社でのセキュリティ対策の負担を大幅に削減できます。

 インマルサット(英)の100%子会社で世界最多のインマルサットサービス加入者を抱えるインマルサット・ソリューションズ(米)(旧:Stratos社)、日本企業として唯一自社で通信衛星を保有・運用する通信事業者スカパーJSAT、インマルサット機器メーカーの日本無線株式会社と古野電気株式会社の4社により、2008年8月、JSATモバイルは日本・アジア地域での移動体通信サービスの拡充を目的に共同設立されました。設立当初より船舶向け衛星通信サービスプロバイダーとして、数多くの船舶にFleetBroadband、Fleet Xpressサービスをはじめとした衛星通信サービスおよび関連するITサービスを提供しております。

※1 ClassNKイノベーションエンドースメント:ClassNKが提供する海運業界におけるESGに配慮した経営やSDGsの取り組みに向けた革新技術や取組(コンセプト・実サービス)に対する第三者認証の枠組み。
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/techservices/dgd2030/iea/index.html

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日本海事協会様: JSAT MOBILE Communications株式会社の「Fleet Secure Endpoint」を
製品・ソリューション向けイノベーションエンドースメント認証
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?type=press_release&id=9802&lang=JP&layout=1