ニュースリリース
スカパーJSAT、LINE、伊藤忠商事が三社で協業基本合意書を締結"次世代型テレビ"の実証実験に向け、共同開発をスタート
2019年06月27日
スカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:米倉 英一、以下スカパーJSAT)、LINE株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤 剛、以下LINE)、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:鈴木善久、以下伊藤忠商事)の3社は、新たな顧客体験を提供する“次世代型テレビ”の商用化を目標とした協業基本合意書を締結いたしましたので、お知らせいたします。
国内のテレビの保有率は高い水準で推移しており、二人以上の世帯においては、96%以上が保有しております※1。一方で、スマートフォンの普及や価値観の多様化により、若者やシニアなど年代・嗜好ごとに、テレビに求めることが急激に変化してきております。今後、テレビは、AI、IoT、5G等の普及を背景に、サービス・機能の高度化が進み、個々にあった「テレビの在り方」が求められていく見込みです。
このような背景を踏まえ、スカパーJSAT、LINE、伊藤忠商事の3社は“次世代型テレビ”の商用化を目標とした協業基本合意書を締結いたしました。本合意書に基づき、今後、実証実験を開始する予定です。
“次世代型テレビ”とは、AIアシスタント等の最新技術を用いて、映像サービスと各種生活情報サービスが融合した新たな顧客体験「DIVE INTO MEDIA, LIVE WITH MEDIA」をコンセプトとして、人々の全ての時間において、人と情報、サービスの距離を縮め、安心・快適で豊かな生活を実現することを目的とした3社が提案する新しいテレビの形です。
スカパーJSATが提供する映像サービスと、LINEのAIアシスタント「Clova」※2および「LINE BRAIN」※3の技術を活用し、伊藤忠商事のネットワークや様々な事業者との連携を通じて、あらゆる生活情報サービスを融合した新たな顧客体験を提供していく予定です。
今後、国内最大の衛星放送サービスを通じて得た放送やコンテンツに関する20年以上のノウハウを有するスカパーJSATと、国内最大のコミュニケーションアプリ「LINE」をはじめとする最新テクノロジーを保有するLINE、そして、多くの生活消費関連分野におけるアセットと、30年以上に渡るベンチャー投資活動を通じて得た新規事業開発ノウハウを有する総合商社の伊藤忠商事が協業することで、次世代における新しいテレビの在り方を目指してまいります。
※1 内閣府 消費動向調査に基づく
※2 LINEが展開するAIアシスタントで、スマートディスプレイ「Clova Desk」や、スマートスピーカー「Clova Friends」シリーズ等に搭載しています。「ねぇClova」と話しかけることで、音声操作だけで音楽やニュース、天気を聞けたり、コミュニケーションアプリ「LINE」と連携して家族や友だちとのメッセージのやり取りや無料通話ができたりと、ユーザーに様々な体験を提供しています。
※3 「Clova」や「LINE」など各サービスにおいて、これまでLINEが培ってきたAI技術を外部企業等に向けて提供していく新規事業です。
実証実験について(予定)
今回の実証実験では、“次世代テレビ”の実現に向けて、以下のような実証を行います。
・次世代型テレビへのVUI(ボイスナビゲーション機能)及び「LINE BRAIN」の有する各機能の搭載可能性
・テレビ端末と各種生活情報サービスとの親和性及び次世代型テレビへの表示機能などの展開の可能性
・次世代型テレビの製品化に係る潜在的なニーズの発見
本実証実験に際して、各種生活情報サービスを展開する企業様の参画、連携の募集を開始いたします。
その他、お知らせすべき事項が決定した場合には、改めて公表する予定です。
本ページに掲載されている画像、文書その他データの著作権はニュースリリース発行元に帰属します。
また、報道用途以外の利用において、無断で複製、転載することは、著作権者の権利の侵害となります。