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ニュースリリース

スカパーJSATと株式会社QPS研究所
小型SAR衛星コンステレーションを活用した
事業の拡大に向け業務提携

2021年12月09日

 スカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:米倉 英一、以下スカパーJSAT)は、株式会社QPS研究所(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:大西 俊輔、以下QPS研究所)のシリーズBラウンドにおいて、リード投資家として資本参加するとともに、小型SAR衛星コンステレーションから得られるデータを活用した新たなサービスを創出することを目指し、業務提携契約を締結致しました。

 宇宙は成長産業であるとともに、様々な「モノ」がデータを介してつながる超スマート社会(Society5.0)で重要な役割を果たすとされています。特に安全保障、防災、環境など、SDGsの観点からも重要な分野において、地球上の広範囲を周期的かつ自動的に観測可能な小型衛星コンステレーションの構築が期待されており、日本政府による民間支援の取り組みも加速しています。
 そのような中、QPS研究所は約10分ごとの準リアルタイム地上観測データサービスを提供していくことを目指して、36機の小型SAR衛星コンステレーションの構築を進めております。
 スカパーJSATは、日本の民間企業で初めて人工衛星を打ち上げ、以来30年以上にわたり宇宙実業社として様々なビジネスを牽引してまいりました。2019年からはスペースインテリジェンス事業の取り組みを開始し、防災やインフラ管理、安全保障など幅広い領域で、衛星データを活用したソリューション事業を展開しております。
 今回の業務提携により、両社はそのアセットおよびサービス基盤、ノウハウ等での連携を強化し、小型SAR衛星コンステレーションを活用した事業の発展を目指します。

 

[業務提携の内容]

・スカパーJSATおよびQPS研究所は、両社のリソースを活用し、以下の取り組みを進めてまいります。
・スカパーJSATの持つ営業力およびネットワークを通じて、QPS研究所が提供する高分解能・高画質なSAR画像の強力な販売体制を構築する。
両社は連携して、QPS研究所の画像を活用したソリューション開発を推進する。
・スカパーJSATは、取締役を含む人材をQPS研究所に派遣し、事業や技術、経営ノウハウを提供する。
・QPS研究所の小型SAR衛星コンステレーションと、スカパーJSATが保有する地上局、および同社が検討を進めている光データ中継衛星等との連携に関する協同検討を行う。
・安全保障や防災関連ユーザーのニーズに即した衛星システム及び観測システム全体に関する協同検討を行う。

 両社は本提携を通じて、国連の定めるSDGs(持続可能な開発目標)の17のグローバル目標のうち、「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」「11.住み続けられるまちづくりを」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の達成に向けて貢献していきます。

各社概要

スカパーJSAT株式会社

 本社     :東京都港区赤坂1-8-1
 代表者   :代表取締役 執行役員社長 米倉英一
 設立    :1994年11月10日
 事業内容 :

放送と通信融合のトップランナーとして、アジア最大の17機の衛星を保有する、衛星有料多チャンネル放送と衛星通信を提供している国内唯一の事業会社です。加入者数約300万を誇る日本最大の衛星有料多チャンネルプラットフォーム「スカパー」を通じて多種多様なエンタテインメントをお届けし、また日本・アジア・オセアニア・ロシア・中東・ハワイ・北米をカバーする衛星通信サービスは、「社会の安心・安全・便利」を支えています。さらに、衛星データと世界最先端のテクノロジーを組み合わせたビジネスソリューションを開発し、お客様のより一層のデジタルトランスフォーメーションを推進する事業を展開してまいります。

 ホームページ :https://www.skyperfectjsat.space/ 
 サービスサイト:https://www.skyperfectjsat.space/jsat/service/spatio-i/

 

株式会社QPS研究所

 本社     :福岡市中央区天神1-15-35 レンゴー福岡天神ビル5階
 代表者   :代表取締役社長 大西俊輔
 設立     :2005年6月
 事業内容 :
 人工衛星、人工衛星搭載機器、精密機器、電子機器並びにソフトウエアの研究開発、設計、製造、販売
 ホームページ:https://i-qps.net/

 QPS研究所が発表する一連の報道資料は以下のプレスリリースサイトにてご確認いただけます

https://i-qps.net/news/653

 

 

 

以上