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ニュースリリース

株式会社QPS研究所による
追加資金調達ラウンドへの参画

2023年03月09日

 スカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:米倉 英一、以下スカパーJSAT)は、株式会社QPS研究所(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 CEO:大西 俊輔、以下QPS研究所)の追加調達ラウンドに参加し、出資を行いました。2021年12月のシリーズBラウンドに続き二度目の資金調達ラウンド参画となります。

 世界トップレベルの小型 SAR※1衛星の開発・運用を行う QPS研究所は、平均10分ごとの準リアルタイム地上観測データサービスを提供していくことを目指して、36機の小型SAR衛星コンステレーションの構築を進めております。同社は、2022 年 10 月に打ち上げた QPS-SAR3、4 号機をロケットの失敗により失いましたが、5、6 号機の打ち上げを間近に控え、この度、早期のコンステレーション※2構築に向け従来よりも積極的な衛星打ち上げプラン実施を目的に追加調達ラウンドを実施しております。同ラウンドにて調達された資金は、衛星の大量生産体制を整えるための新工場の増設、そして 8 号機以降の衛星調達のために使用される予定です。

 様々な「モノ」がデータを介してつながる超スマート社会(Society5.0)で重要な役割を果たすとされている宇宙事業は成長産業です。地球上の広範囲を周期的、且つ自動的に観測可能な小型衛星コンステレーションの構築は、安全保障、防災、環境などでの活用が期待されており、SDGsの観点からも重要な分野であり、日本政府による民間支援の取り組みも加速しています。
 スカパーJSATは、日本の民間企業で初めて人工衛星を打ち上げ、以来30年以上にわたり宇宙実業社として様々なビジネスを牽引してまいりました。そのノウハウを生かし、2019年からはスペースインテリジェンス事業の取り組みを開始し、防災やインフラ管理、安全保障など幅広い領域で、衛星データを活用したソリューション事業を展開してきました。
 今後も、QPS研究所とのパートナーシップを益々強化し同社事業を支援するとともに、小型SAR衛星コンステレーションを活用した事業への取り組み推進、そして宇宙事業のさらなる発展を目指します。

(※1) SAR (合成開口レーダー):電波を使用して地表の画像を得るレーダー。雲や噴煙を透過し、昼夜を問わず観測することができる点が特長です。
(※2)複数の人工衛星によって、高頻度な地球観測を可能とするシステム。(コンステレーションは「星座」の意。)

 

 

■各社概要
スカパーJSAT株式会社
本社     :東京都港区赤坂1-8-1
代表者   :代表取締役 執行役員社長 米倉英一
設立    :1994年11月10日
事業内容 :宇宙事業、メディア事業
ホームページ :https://www.skyperfectjsat.space/

株式会社QPS研究所
本社     :福岡市中央区天神1-15-35 レンゴー福岡天神ビル6階
代表者   :代表取締役社長 CEO 大西俊輔
設立     :2005年6月
事業内容 :人工衛星、人工衛星搭載機器、精密機器、電子機器並びにソフトウエアの研究開発、設計、製造、販売
ホームページ:https://i-qps.net/
QPS研究所が発表する一連の報道資料は以下のプレスリリースサイトにてご確認いただけます
https://i-qps.net/news/938

■関連リリース
・スカパーJSATと株式会社QPS研究所 小型SAR衛星コンステレーションを活用した 事業の拡大に向け業務提携 | スカパーJSAT | スカパーJSATグループ (skyperfectjsat.space)

 

以上