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将来への取り組み

近地球追跡ネットワークサービス - JSAT Satellite Gateway

 スカパーJSATはJAXAと近地球追跡ネットワークサービス民間調達の基本協定を締結し、新規に13.5mアンテナを有する地上局を国内に3局(北海道、茨城、沖縄)を構築中です。また、本事業パートナーのKSATは海外に2局(ノルウェー・スバルバード、スペイン・マスパロマス)を新たに構築しております。

 

 地上局(SiGN局※1)は弊社が新たに構築する予約管理システム(ARCSiGN※2)により運用が行われます。

※1:SiGN - SJC integrated Ground Network)
※2:ARCSiGN - Antenna Reservation and Control system for SiGN

構築状況 (逐次更新予定)

  • 茨城局 アンテナ組立済・レドーム組立中(2024年11月撮影)

  • 北海道局 リフレクタ組立済(2024年11月撮影)

  • 北海道局 レドーム組立中(2024年11月撮影)

  • 沖縄局 リフレクタ組立中(2024年11月撮影)

衛星を用いた量子鍵配送サービス

スカパーJSATは、将来的に利用者のニーズに合った形での衛星を用いた量子鍵配送(QKD)サービスの社会実装を目指しています。その実現のために、スカパーJSATではどのようなニーズが存在するのか、どのようなサービス形態が求められるのか、そしてビジネスにどう直結させていくのか検討を進めています。

  

※音声データはありません  

QKD技術の重要性

2030年代頃には量子コンピュータが実用化されると期待されており、量子コンピュータによって秘匿性の高い情報が第三者に漏洩される可能性があります。そのため、国や組織レベルの重要な機密情報を安全にやり取りするためには、どのような計算機でも解読できない安全な暗号鍵を提供する技術の導入が必要です。

QKD技術はこれらの問題を解決し、セキュアな通信を実現するための重要な技術となります。

衛星を用いたQKDサービスのメリット

送信側から受信側に暗号鍵のもととなる乱数列を配送する方法は主に2つあり、
“地上QKD技術”と“衛星QKD技術”があります。

スカパーJSATが考える衛星QKD技術のメリットは下記の通りです。

  • サービスの運用イメージ

関連リンク

スカパーJSATのこれまでの取組みや今後のビジョンについて知りたい方は、過去のリリース記事も参照ください。