そらみえーる
日射量/発電出力予測と太陽光発電所の気象モニタリング
★このサービスは当社からのライセンス提供により株式会社バニヤンズが提供しています★
地球の未来にエール
太陽光発電をささえる
日射量予測 Solar Meilleur:そらみえーる
翌日も直前も、広域も特定地点も、様々なニーズに応えます
そらたまごの天球画像とひまわりの気象衛星画像とAIにより「5分後から3日後までの日射量を予測します。(気象庁による気象予報業務許可取得済み)
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POINT 01
未来がみえーる
(日射量予測)太陽光発電所に設置した天球カメラ「そらたまご」が撮る天球画像を当社独自開発のAIが解析し、5分後から30分後の日射量を予測。気象衛星画像による日射量予測と組合わせて「5分後から3日後までの日射量予測」を提供します。
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POINT 02
今がみえーる
(発電所上空の空模様)当社独自開発のIoTデバイス「そらたまご」が撮るリアルタイムの天球画像で、発電所上空の空模様を見ることができます。発電量にダイレクトに影響する雲の状態を確認することができ、効率的な運用保守のお役にたちます。
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POINT 03
そらたまご
(天球カメラ+気象観測)天球カメラ、LTE通信、温度・湿度・気圧計を備えたIoTデバイス「そらたまご」 気象衛星では捉えきれない太陽光発電所の設置場所ピンポイントの気象状態と、発電量の変化の直接的原因である雲による太陽光の遮蔽の状況をリアルタイムで収集します。
Solar Meilleur:そらみえーるとは?
我が国は、脱炭素社会に向けて2050年カーボンニュートラル「2050年までに温室効果ガス実質ゼロ宣言」と、それを踏まえた政策対応として「2030年に温室ガス削減46%、さらに50%の高みにむけて挑戦」を宣言しました。
この為、第6次エネルギー基本計画では、電源構成として太陽光発電を2030年には14~16%(2019年6.7%)の見通しを示し主力電源と位置付けました。
ただ太陽光発電は、天気・雲の変化により大きく変動する為、太陽光の十分な活用や電力の安定供給を行うには、高精度な日射量による発電量の予測が不可欠となっています。
当社は、2017年より雲を解析するAI「KMOMY(くもみ)」を開発しており、この技術を応用して、IoTデバイス「そらたまご」の天球画像を活用した太陽光日射量予測システムを開発致しました。
一方、一般社団法人電力中央研究所は、気象衛星ひまわりからの画像データにより、太陽光日射量予測・解析システム「SoRaFAS(ソラファス)」を開発しており、1時間前より先の予測を行っています。
そらみえーるでは、両者のそれぞれの技術の長所を活かして共同開発したハイブリッド型日射量予測を提供します。
サービスメニュー
データ諸元(変更になる場合があります)
サービスメニュー |
地点日射量予測 (そらたまご設置あり。設置地点ごとの予測値を提供) |
エリア日射量予測 (エリア内全ての地点に同じ予測値を提供) |
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直前予測 |
短時間予測 |
当日予測 |
翌日予測 |
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予測要素 |
全天日射量(W/㎡) |
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予測対象地点 |
そらたまご設置地点から半径100m程度 |
1㎢エリア |
5㎢エリア |
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予測対象時間 |
5分先から30分先 |
30分先から3時間先 |
6時間先まで/ |
76時間先まで/ |
予測対象時間帯 |
5:00~19:00 |
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予測頻度 |
1分間隔 |
10分間隔 |
10分間隔 |
3時間間隔 |
ファイル形式 |
CSVまたはAPI |
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転送方式 |
SFTP(CSV) RESTful API |
ご提供条件
- 提供データに関する一切の権利はスカパーJSAT又は電力中央研究所に帰属するものといたします。
- お客様設備との接続にあたっては事前にご相談の上インタフェース仕様を調整させて頂きます。
カンタン設置で
あなた専用の気象データを。
天球カメラ そらたまご
ご利用イメージ
主な機能と仕様
取得データ
- 天球画像
- 気温、気圧、湿度データ
データ連携
ロガーからのデータ収集
所要電源
AC100V(本体にはPoE接続)
設置イメージ
単管パイプ等に固定
付属品
PoEハブ(電源供給用)
ご用意いただくもの
日射量予測の精度について
予測精度の評価は様々な手法がありますが、
そらみえーるではよりアプリケーションの現場で求められる
厳しい指標を念頭に開発を進めています。
1日精度(全般的な傾向把握のための評価)
1日精度:日射量の合計÷日射量予測値の合計(%)
対象期間:7時から17時
そらみえーるの性能:100±30%程度
(90分先予測の例。雲の状態による)
1日精度の概念図
的中率(自己託送等、時間スロット毎に精度確認が必要な場合の評価)
定義:的中スロット数÷スロット数
スロットの定義:7時から17時に30分毎の時間枠
そらみえーるでは80%以上を目標に開発中
的中率の概念図
的中:各スロットにおける精度が100±10%以内である
精度:各スロットにおける日射量の合計÷各スロットにおける日射量予測値の合計
スロット数:季節や場所により増減
そらみえーるの技術を活かして ~宇宙光通信への応用~
宇宙から地球を観測するニーズと低軌道衛星によるインターネットアクセスの拡大により、宇宙空間を流れる通信データは増加しており、は高速化と大容量化が求められる宇宙から地上へのデータ伝送に光通信が注目されています。
宇宙と地上間の光通信には通信路における雲により回線が遮断されるという課題があり、光地上局を分散配置し雲を回避するネットワークルーティングが検討されています。
JAXA:宇宙航空研究開発機構、東海大学、スカパーJSAT 株式会社では共同で「宇宙‐地上間光通信に必要な雲回避運用の時間分解能の改善検討」を行いました。その検討においてはそらみえーるで培った雲の動きを予測する技術が使われました。
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局分散による雲回避ネットワーク
参考「宇宙‐地上間光通信に必要な雲回避運用の時間分解能の改善検討(宇宙航空研究開発機構、東海大学、スカパーJSAT 株式会社)」