グループミッション「Space for your Smile」のもと、
激変する環境下においても変革のスピードを緩めず、挑戦し続けます。

皆様、いつも当社グループの事業活動にご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
この度当社グループは、2026年4月に持株会社と事業会社を統合し、新たな体制のもとでスタートを切りました。
急速に変化する地政学的な環境や宇宙・メディア業界を取り巻く事業環境に柔軟かつ的確に対応していくためには、迅速な経営判断と一体的な事業運営が不可欠であると考えています。
今回の統合は、意思決定のスピードと経営の実効性を高め、持続的な成長と企業価値向上を実現するための重要な一歩です。
こうした環境変化の中にあっても、当社グループは35年以上にわたり、人工衛星を通じた情報・通信インフラの提供によって、社会と人々の暮らしを支えてきました。
地政学的リスクの高まりや自然災害の激甚化などにより、社会の不確実性が増す中で、宇宙インフラは、安全保障と経済活動の両面から、現代社会を成り立たせるきわめて重要な基盤として、その役割を一層高めています。
世界規模で広がる情報・通信基盤を安定的に維持し、社会の混乱を防ぐことは、安全保障の観点からも重要な責務だと考えています。当社は、官民双方のニーズに応えうる衛星オペレーターにとどまらず、宇宙に関するあらゆるソリューションを提供する『宇宙ソリューションプロバイダー』に進化してまいります。
宇宙事業の強みは、人工衛星を自ら調達し、長期にわたって運用してきた実績にあります。全国に分散配置した地上局と複数の衛星を組み合わせた冗長性の高い運用体制を生かし、従来の衛星通信に加えて、地球観測やデータ活用といった分野へと事業領域を広げています。広域かつ継続的な状況把握を可能にする地球観測データは、防災や環境分野のみならず、安全保障の観点からもその重要性が高まっており、宇宙インフラの新たな価値創出につながっています。
また、静止軌道衛星に低軌道衛星を組み合わせることで、通信と観測の両面から、より柔軟で強靭な宇宙インフラの構築を進めています。複数の軌道を連携させることで、単一の仕組みに依存しない持続性の高い宇宙利用を実現し、社会を支える基盤を強化していきます。
メディア事業においては、視聴環境やニーズの変化を踏まえ、既存ビジネスの効率化と収益構造の改革に取り組んでいます。加入件数の減少という課題に向き合いながらも、オペレーションの見直しやコスト構造の改善を進め、安定的な収益基盤を維持しています。加えて、光再送信サービスやIP展開・イベントなど、放送に依拠しない収益機会の創出を通じて、メディア事業の価値向上を図っています。
当社グループは、グループミッションでありサステナビリティ方針でもある「Space for your Smile」のもと、取引先、株主、サプライヤー、地域社会など、すべてのステークホルダーに向き合い、5年先、10年先の社会の変化を見据えながら、新たな価値創出に挑戦し続けます。今後も社会の安心と持続的な成長に貢献し、当社グループの企業価値向上に全力を尽くす所存です。
2026年4月
代表取締役 執行役員社長

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