サステナビリティ
スカパーJSAT株式会社(以下、当社)は、サステナビリティの重要課題テーマのひとつとして「地域・コミュニティの発展」に取り組んでいます。その一環として、将来世代の人財育成を目的に、当社のアセットを活用した次世代教育支援活動を行っています。
2025年7月25日(金)、沖縄県宜野座村の小学5・6年生を対象に「宜野座村アンテナ見学会」を開催しました。この見学会は、当社が沖縄県宜野座村に通信用アンテナを設置したことをきっかけに、地域の子どもたちが当社事業に触れることで、宇宙への興味や将来のキャリアの可能性を広げることを目的に実施されました。
当日は、当社社員による事業紹介のほか、アンテナ見学を実施しました。当社の取り組みを紹介する場面では、より宇宙に興味を持ってもらえるよう、宇宙に関するクイズ等を交えながら、説明を行いました。

アンテナの内部見学では、当社の拠点である横浜衛星管制センターのスタッフがリアルタイムで操作し、実際にアンテナが動く様子を見てもらいました。大型のアンテナが高速で動く迫力に、参加の皆さんはとても驚いていました。

このアンテナは、2025年9月1日に運用を開始した地球を周回する衛星(静止軌道上の衛星や月探査ミッションを含む)との通信に使用されており、JAXA(宇宙航空研究開発機構)をはじめとする、さまざまな組織が保有する人工衛星と接続しています。観測データを地球に届ける重要な中継地点として活躍しています。アンテナ本体の直径は13.5メートル、「レドーム」と呼ばれるアンテナ保護用ドームに覆われることで、アンテナ全体の高さは約20メートルに達します。

衛星で撮影された画像はさまざまな用途があります。下の2枚の画像は、Planet Labs Inc.社によって能登地震前後の輪島市を撮像したものです。赤枠で囲まれた部分には、地震によって建物が倒壊している様子が確認できます。衛星画像を比較することで、被害状況を広範囲かつ一目で把握することが可能となり、復旧・復興対策に効果的に活用できます。


さらに、見学会では、当社が企画・販売している「海のクレヨン」を、参加した小学生全員にプレゼントしました。

海のクレヨンは、宇宙から撮影した衛星写真をもとに、実際の海の色を再現したもので、奄美大島の笠利湾やオーストラリアのグレートバリアリーフなど、世界12か所の海の色を集めて作られています。このクレヨンには色の名前はなく、代わりに色を抽出した場所の緯度・経度が記されています。海のクレヨンに触れることで、子どもたちが地球の色の豊かさを体験し、宇宙や衛星画像への興味を深めるきっかけとなってほしいと考えています。

参加した小学生からは、「宇宙にそんな興味は無かったけれども、見学会を通して興味を持つことができた」「アンテナが思ったより早く動いていてびっくりした」といった感想が寄せられました。
また、見学会の開催者である宜野座村の方々からは、「今後もこのような会を毎年開催していきたい」との声もいただきました。
今回の見学会を通じて、次世代を担う子どもたちが当社の業務現場に直接触れることで、宇宙への関心を高め、将来のキャリア形成に向けた視野を広げる機会としていけたらと考えております。
今後も地域社会との協働を一層強化してまいります。
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