スカパーJSAT

東南アジア教育支援プロジェクト カンボジアの”スカパーJSAT校”訪問レポート

2026年4月16日

サステナビリティ

東南アジア教育支援プロジェクトでは、グループミッション「Space for your Smile」のもと、東南アジアや日本の子どもたちに笑顔を届けられるように様々な取り組みを進めています。地域貢献(マテリアリティ)やSDGs、企業価値向上が循環するサステナビリティの実現を目指しています。

スカパーJSAT校にて 「卒業生の話を聞く会」を開催— 学びが将来につながる実感を

2026年2月、カンボジアのシェムリアップ州にある寺子屋”スカパーJSAT校”を訪問し、卒業生や職業訓練校関係者を招いたイベント「卒業生の話を聞く会」を開催しました。寺子屋は現在、「Lifelong Learning Center: LLC」とも呼ばれ、教育のみならず、家庭の経済的な問題への支援など、地域全体の発展に寄与することを目指しています。
子どもたちに対して、キャリアや職業等、将来について学んでもらうためのイベントを開催することは、地域社会への貢献にもつながると考え、実施に至りました。

本イベントでは、登壇者自身の挫折や努力、現在の職業に就くまでのリアルな経験談が語られ、生徒たちが寺子屋で勉強することでどのような未来が描けるのかを具体的に想像する機会となりました。
当初30分を予定していた質疑応答は約1時間に及び、将来の職業や収入、スキルについて活発な質問が寄せられるなど、生徒・保護者双方の高い関心がうかがえました。

後日、日本ユネスコ協会連盟より届いた子どもたちへのアンケート結果からは、
「講演者たちが以前の私たちと同じような立場だったから、励まされた気分になった。」や「トークイベントに参加することで、初めて自分の将来について真剣に考えた。」など、ポジティブな意見がうかがえました。

また、保護者へのアンケートでの質問「お子様の将来について、日頃から考える機会はありましたか?」に対して、半数以上が「どちらでもない」「あまりそうは思わない」と答えていましたが、「今日の会を通じて、お子様と将来について話してみたいと思いましたか?」という問いに対しては、回答者の全員が「とてもそう思う」「そう思う」と回答されました。

以上の結果より、子どもたちだけではなく保護者へも将来を描く一助になったのではないかと考えています。

家庭訪問から見えた、教育と貧困の現実

カンボジア現地では生徒の家庭も訪問し、生活環境や家計状況について直接話を伺いました。子どもたちやその保護者の教育意欲は非常に高いものの、経済的制約により進学を断念せざるを得ないケースも多いことを、保護者の方が涙ながらに話してくれました。教育支援と同時に「家庭・地域の経済力向上」が重要な課題であることを改めて認識しました。

社内で募集したスポーツ用品と学用品の寄贈

今回の訪問では、社員から寄せられた寄贈品を現地へ持参しました。特にスカパーJSAT校において必要とされているスポーツ用品および学用品について、社内で募集を実施した結果、各拠点から多くの寄贈品が集まりました。今回の訪問時は段ボール3箱分を贈呈し、スカパーJSAT校の生徒の皆さんに活用いただいています。

東南アジア教育支援プロジェクト

当社グループは、重要課題テーマの一つとして「地域・コミュニティの発展」を掲げており、当社アセットを活用した次世代への教育支援や地域・コミュニティの発展への貢献に取り組んでいます。

本プロジェクトでは、2021年8月から日本ユネスコ協会連盟の「世界寺子屋運動」に賛同し、家庭の事情などにより学校へ通うことが困難な子どもたちのために、カンボジアのシェムリアップ州にスカパーJSAT校を開校しました。
スカパーJSAT校では、公立学校からドロップアウトした小・中学生が復学を目指すクラスや、大人を対象とした識字クラスが開校されており、加えて、生計向上支援なども実施されております。2020~2025年度の間に、約2,500名の学習者および地域住民が参加しています。

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