宇宙事業
宇宙実業社 スカパーJSATがお届けする宇宙コラム 衛星解説シリーズ。
第1弾は「低軌道衛星の種類と用途」として、近年、地球観測や通信などさまざまな分野で活用が進む低軌道衛星の特徴や役割を、具体例を交えてご紹介します。
■人工衛星の軌道

人工衛星の軌道は、主に高度別に静止軌道(GEO)・中軌道(MEO)・低軌道(LEO)の3つに大別されます。
今回は、このうち地球に比較的近い高度を周回する「低軌道衛星」に着目し、その種類や用途についてご紹介します。
■低軌道(LEO)衛星とは
高度2,000km以下の地球周回軌道を周回する人工衛星です。
静止軌道衛星よりも地球に近い位置を飛行するため、地表をより細かく観測(高分解能)できるほか、通信分野では高速・低遅延の通信が可能といった特長があります。
ここには低軌道衛星のほか、高度約400㎞に国際宇宙ステーション(ISS)、高度約547㎞にハッブル宇宙望遠鏡が運用されています。
■低軌道衛星の種類と特徴
低軌道衛星は、用途に応じて大きく「地球観測衛星」、「測位衛星」、「通信衛星」の3つに分類されます。
それぞれの衛星は、地球の状況把握、位置情報の提供、通信インフラの構築など、異なる機能と役割を担っています。
ここからはそれぞれの衛星について詳しくご説明します。
■低軌道(LEO)衛星とは
高度2,000km以下の地球周回軌道を周回する人工衛星です。
静止軌道衛星よりも地球に近い位置を飛行するため、地表をより細かく観測(高分解能)できるほか、通信分野では高速・低遅延の通信が可能といった特長があります。
ここには低軌道衛星のほか、高度約400㎞に国際宇宙ステーション(ISS)、高度約547㎞にハッブル宇宙望遠鏡が運用されています。
■低軌道衛星の種類と特徴
低軌道衛星は、用途に応じて大きく「地球観測衛星」、「測位衛星」、「通信衛星」の3つに分類されます。
それぞれの衛星は、地球の状況把握、位置情報の提供、通信インフラの構築など、異なる機能と役割を担っています。

ここからはそれぞれの衛星について詳しくご説明します。
■地球観測衛星
光や電磁波などをキャッチするセンサを搭載し、宇宙から地球で起きる事象を観測する衛星です。災害や監視やインフラ点検、安全保障、農業分野など、幅広い用途で活用されています。
光学衛星
可視光・赤外線センサを搭載し、地球表面を光学的に撮像・観測する人工衛星です。

© Planet Labs PBC.
★スカパーJSATでは…
Planet Labs社が開発する30cm級分解能*の光学衛星「Pelican」10機を調達し、地球観測衛星事業に本格参入します。2026年度後半から衛星を順次打ち上げ、段階的にサービスを開始する予定です。
*分解能…衛星に搭載されたセンサが地表のどれだけ細かい情報を取得できるかを示す指標です。例えば、30cm級分解能では、地上の30cm四方の領域を1ピクセルとして画像化できるため、車両のサイズや形状の違いを識別できる可能性があります。

©Planet Labs PBC
【関連リリース】
スカパーJSATとPlanet Labs PBC230百万ドルの低軌道衛星コンステレーション構築に向けて協業~自社保有による低軌道観測衛星事業に本格参入~ |スカパーJSAT
SAR衛星
合成開口レーダー(SAR:Synthetic Aperture Radar)を搭載し、地表面の状況をマイクロ波を用いて観測する人工衛星です。天候や昼夜の影響を受けにくい点が特長です。

★スカパーJSATでは・・・
①LIANA*サービス
SAR衛星データを活用して、斜面やインフラの変動をモニタリングするサービスに取り組んでいます。
*LIANA…Land-deformation and Infrastructure ANAlysis
【関連URL】
LIANA | サービス一覧 | スカパーJSAT 宇宙事業
②QPS研究所との連携
スカパーJSATは2021年12月からQPS研究所と資本業務提携し、高分解能SAR衛星データの提供を行っています。
QPS研究所の革新的な小型SAR衛星コンステレーションによるデータと、スカパーJSATが培ってきた宇宙事業の実績・知見を融合することで、日本発の宇宙産業の成長を加速させる“共創モデル”の推進を目指しています。
【関連リリース】
スカパーJSATとQPS研究所 小型衛星運用業務に係る協業を開始 〜衛星コンステレーション運用に向けて本格始動〜 |スカパーJSAT
【関連URL】
株式会社QPS研究所公式HP:iQPS, Inc.
LiDAR衛星
レーザー光を地表に照射し、その反射を計測することで、地形や構造物の高度情報を高精度に取得できる人工衛星です。森林管理や都市インフラのモニタリング、災害対応などでの活用が期待されています。
*LiDAR:Light Detection and Ranging
★スカパーJSATでは・・・
スカパーJSATからカーブアウトしたOrbital Lasersでは、高度な宇宙用レーザー技術を活用したスペースデブリ除去事業および衛星LiDAR事業に取り組んでいます。
同社は、LiDAR衛星コンステレーションの構築により、世界中のあらゆる場所において高精度な高度情報の取得・提供を目指しています。

©Orbital Lasers
【関連URL】
Top - 株式会社Orbital Lasers
熱赤外衛星
地表や海面などの熱赤外放射を観測し、表面温度や温度分布を推定する人工衛星です。
ヒートアイランド現象の解析や山火事の早期発見、インフラの劣化状況の把握などできるほか、安全保障における港湾監視や、都市インフラ診断、産業活動の可視化など、幅広い用途での活用が期待されています。
★スカパーJSATでは・・・
constellr GmbH社と連携を行っています。
constellrは現在2機の熱赤外衛星を運用しており、2030年までに約30機からなる衛星コンステレーションを構築し、高頻度の全球温度データ取得をする予定です。
【関連リリース】
スカパーJSAT、宇宙から“地球の熱”を見える化 熱赤外衛星画像データの日本国内販売を開始 国内民間事業者初、独constellr GmbH社の画像データを販売 |スカパーJSAT

Source: constellr.
電波収集衛星
地上・海上から発せられる電波を宇宙空間で受信する人工衛星です。
電波源の位置特定などを目的としており、災害対応や電波環境の把握など、様々な用途で活用されています。
ハイパースペクトル衛星
地表面から来る反射光を数十〜数百の波長帯(スペクトル)に分けて観測できるセンサー(ハイパースペクトルセンサー)を搭載した人工衛星です。
物質ごとの反射特性を捉えることで、農業分野や鉱物資源探査など、幅広い分野で活用されています。
■測位衛星
測位衛星は、地上の受信機に対して電波を送信し、位置や航法、時刻の情報を提供する人工衛星です。
カーナビやスマートフォンの位置情報サービスなど、私たちの身近な分野で広く活用されています。
一般に、測位システムでは中軌道(MEO)衛星が多く用いられていますが、用途に応じて他の軌道も組み合わされています。
■通信衛星
インターネット接続など、通信を行うための人工衛星です。
低軌道衛星を多数連携させることで、広域かつ低遅延の通信サービスを実現します。
★スカパーJSATでは・・・
スカパーJSATは、Starlink認定再販事業者として、法人向け衛星ブロードバンドサービス「Starlink Business」を提供しています。
また、Amazonが展開する低軌道衛星ネットワーク「Amazon LEO(旧Project Kuiper)」に関しても、NTTグループとともに戦略的協業を開始しました。
両サービスを通じて、お客様の多様なニーズに応える通信インフラの提供を推進してまいります。
【関連URL】
【比較】ExBird / StarlinkBusiness | サービス一覧 | スカパーJSAT 宇宙事業
次回、第2弾は「通信衛星について」ご紹介いたします!
お楽しみに!
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