宇宙事業
スカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:米倉 英一、以下、スカパーJSAT)とAvanti Communications(本社:イギリス ロンドン、CEO: Kyle Whitehill、以下、Avanti)は、宇宙事業における戦略的な取り組みの一環として、Avantiが保有し、静止軌道上で運用中のKaバンド※通信衛星「HYLAS(ハイラス) 3」に関する売買契約を締結いたしました。本衛星は今後、軌道上での試験等を経て、AvantiからスカパーJSATへ引き渡され、新たに「JSAT-144D」として、2027年度初頭を目途に運用を開始する予定です。

本衛星は、Kaバンドのマルチスポットビームを搭載しており、大容量通信および柔軟な回線設計が行える点を特長としています。スカパーJSATが運用する既存のKuバンド※通信衛星と組み合わせ、安定性に優れたマルチバンド通信網を構築することで、多様化・高度化するニーズに応える衛星通信サービスの提供が実現します。さらに、この特長を活かし、無人システムでの活用や、安全保障用途といった公共性の高い領域においても、信頼性の高い通信環境を提供します。
今回のKaバンド通信衛星の購入は、近年拡大する安全保障分野を含む衛星通信需要を見据えた、スカパーJSATの中長期的な衛星フリート戦略の一環です。既存衛星との適切な役割分担を図りながら、高付加価値な衛星通信サービスの拡大と、柔軟で持続可能な通信基盤の構築を進めてまいります。
【各社コメント】
スカパーJSAT 代表取締役 執行役員社長 米倉 英一
衛星通信市場においては、新たなプレーヤーの参入などにより競争環境が大きく変化しており、求められるサービスの高度化も進んでいます。当社はAvantiとの協業を通じて衛星フリートの柔軟性と対応力を一層高めることで、安全保障分野を含む多様なニーズに応える通信基盤の強化に取り組んでまいります。両社によるパートナーシップを活用し、長期的な価値創造と事業成長を図りつつ、持続可能で信頼性の高い宇宙インフラの構築を推進していきます。
Avanti Communications CEO Kyle Whitehill
HYLAS 3に関する本契約を通じて、スカパーJSATと連携できることを大変嬉しく思います。本契約は、当社のKaバンド衛星資産の強みと信頼性を示すとともに、変化する市場環境において、柔軟な衛星通信インフラの重要性が一層高まっていることを表していると考えています。
両社の連携により、政府・民間企業・モビリティ分野における、安定的で信頼性の高い通信ニーズの拡大に対応してまいります。今後も協力関係を強化し、衛星通信分野におけるさらなる発展に貢献します。
【JSAT-144D概要】
1. 衛星バス | OHB System社製 |
|---|---|
2. 衛星の主要諸元 | (1)周波数帯域 Kaバンド |
【会社概要】
スカパーJSAT
スカパーJSATは、宇宙とメディアを両輪とする「宇宙実業社」です。宇宙事業では静止軌道衛星による衛星通信に加え、低軌道地球観測衛星の自社保有による衛星画像データビジネス、安全保障をはじめとする多様な領域へ事業を展開。メディア事業では、「スカパー!」の放送・配信事業やメディアソリューション事業、光回線経由再送信サービスなどの光アライアンス事業、グローバルIP事業を展開。2026年4月に持株会社と事業会社を統合し、新たな価値創出に挑戦し続けます。
ホームページ :https://www.skyperfectjsat.space/
Avanti Communications
Avanti Communicationsは、柔軟性の高いKaバンド静止軌道衛星サービスを展開。同社は、Kaバンド衛星「HYLAS」シリーズを保有・運用しており、欧州・中東・アフリカ全域に展開する地上インフラと連携することで、顧客のニーズに応じた高速かつセキュアな通信サービスを提供。また、衛星の再配置やビームの可変運用への豊富な実績を有し、利用環境の変化に柔軟に対応するとともに、新たな地域への迅速なサービス展開を実現しています。安全保障分野、企業、モビリティ分野、通信事業者向けに、信頼性の高い通信ソリューションを提供しています。
ホームページ :https://www.avanti.space/
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