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QPS研究所がSpace Compassの光データリレーサービスの活用について本格的な検討を開始

2023年7月5日

  • 宇宙事業

株式会社QPS研究所(本社:福岡県福岡市、以下QPS研究所)と株式会社 Space Compass(本社:東京都千代田区、以下Space Compass)は、QPS研究所の小型SAR(*1)衛星向けにSpace Compassのリアルタイム、大容量の光データ伝送サービス活用について本格的に検討を開始しましたのでお知らせいたします。

QPS研究所は従来のSAR衛星の20分の1の質量の高精細小型SAR衛星「QPS-SAR」の開発に成功し、現在は3機の衛星を運用。夜間や天候不良時でも高分解能・高画質で観測できるSAR画像を提供しています。2021年5月にはQPS-SAR 2号機「イザナミ」による70cm分解能という日本の民間SAR衛星として最高精細の画像取得に成功し、衛星データビジネスの構築に向けて活動を本格化させました。今後は衛星を毎年複数機打ち上げ、2025年以降を目標に36機の小型SAR衛星のコンステレーション(*2)を構築し、平均10分ごとの準リアルタイム地上観測データサービスの提供を目指しています。

Space Compassは、「宇宙統合コンピューティング・ネットワーク」構想の実現に向けた取り組みとして、最新の光通信技術を持つ米Skyloom Global Corporationとの共同事業として光データリレーを行う静止軌道衛星の初号機を2024年末に打上げ、その後2026年までに追加投入によりグローバルカバレッジによるフルサービス展開を予定しています。Space Compassが進める最新技術をQPS-SARに採用することで、衛星データを準リアルタイムにユーザーに配信する事を目指します。

各社コメント

QPS研究所 代表取締役社長 CEO 大西 俊輔
「この度、Space Compassの光データリレーサービスの活用について検討を開始できることを大変喜ばしく思っています。レーダーを使って地表を観測するQPS-SARが一度に取得するデータ量は数ギガバイトに上り、直接のダウンリンクを行う際には地上局との通信可能なタイミングや電波による通信容量など制約がありますが、Space Compassの技術によって弊社の目指している”準リアルタイム地上観測データサービス”の実現に向けて強力な一手になると信じています。」

Space Compass 代表取締役Co-CEO 松藤 浩一郎
「QPS研究所が推進するSAR衛星による地球観測データは、災害時の状況把握や重要インフラのモニタリングをはじめとして、様々な場面での活用が期待される画期的なサービスです。一方で、SARの撮像データ量は大きく、災害時等における迅速なデータ取得を実現するためには、高速・大容量、且つ、準リアルタイムでの伝送を可能とする通信ネットワークが必要となります。Space Compassが構築する光データリレーネットワークが、QPS研究所のサービス品質を大きく向上できるものと確信しています」

*1 SAR (合成開口レーダー):電波を使用して地表の画像を得るレーダー。雲や噴煙を透過し、昼夜を問わず観測することができる点が特長です。
*2 複数の人工衛星によって、高頻度な地球観測を可能とするシステム。(コンステレーションは「星座」の意。)

QPS研究所について

Space Compass について

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