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次世代のため地域のため

科学の甲子園全国大会に協働パートナー企業として参加しました

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科学の甲子園とは?

科学の甲子園全国大会が令和6年3月15日~17日に、茨木県のつくば国際会議場にて開催されました。

科学の甲子園は、平成23年度より国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が「科学好きの裾野を広げるとともに、トップ層を伸ばすこと」を目的に毎年開催している大会であり、今回で13回目です。「全国の科学好きな高校生が集い、競い合い、活躍できる大会」としてマスコミでも取り上げられています。

競技は知識を問う「筆記競技」と思考力が問われる「実技競技」の2種類の競技を1チーム3~6人ほどで競います。毎年10月ごろから全国で予選が開催され、各都道府県の代表が全国大会に進出します。
スカパーJSAT株式会社は第7回より協働パートナー企業として協賛しています。

全国大会出場校一覧

競技の様子

種目は筆記競技と実技競技(配点比率は1:2)の合計点で競い合います。

筆記競技
理科、数学、情報分野の知識をいかに活用できるか思考力が問われる問題が出題されました。
科目の垣根を超えた融合的な問題を各チーム6人で力を合わせ回答していきます。

下記から今年度の問題をご覧いただけます。
問題はこちらから

問題の抜粋


実技競技
ものづくりの能力、コミュニケーション能力などを用いて課題解決能力を競います。
今大会では計3問が出題されました。

実技競技①アッピン地質ワールド
会場に岩石(地層)が露出した海岸をイメージした「アッピン地質ワールド」が出現。
選手たちはこの場所で地学分野に関する3つの課題に挑みました。

【課題1】「海岸に露出している地層の走向・傾斜を測定し,地質構造を明らかにせよ」
【課題2】「トンネルをAR「Augmented Reality(拡張現実)」で調査し,地質構造の模型をつくれ」
【課題3】「地質ワールドで採取できる岩石の標本を製作せよ」

問題はこちらから


実技競技②手のひらの金属鉱山
既知の物質を用いて定性分析という方法で正体不明の試薬と金属の正体を解き明かす課題でした。
混ぜたときのにおいやリトマス試験紙を頼りにチームで考察を進めます。

問題はこちらから


実技競技③「バルーンフェスタ in つくば」熱気球の昇降運動を科学せよ!
実技競技③は他の問題と異なり大会前に問題(の一部)が公開されています。
制限時間内に決められた材料で製作した熱気球に、決められた時間・方法で熱風を入れ、
滞空時間を大会当日に発表された目標滞空時間の範囲内に近づけつつ、できるだけ重いおもりを乗せ、なおかつできるだけスタート地点の近くに着陸できるかを競い合いました。

事前公開資料はこちらから
問題はこちらから

表彰式

いよいよ表彰式。緊張した空気が会場を覆う中、総合順位の前に協賛企業による「企業特別賞」の発表がありました。
スカパーJSAT賞は、筆記競技で1位だった高校に送られます。

見事スカパーJSAT賞を受賞したのは
神奈川県代表 栄光学園高校でした!おめでとうございます!!
当社からも登壇し、賞状、副賞を授与いたしました。


そしていよいよ総合順位の発表です。
第1位は、神奈川県代表 栄光学園高校でした。
偶然にもスカパーJSAT賞を受賞した、栄光学園高校が総合順位でも1位となりました。
そして栄光学園高校はなんと昨年度に続き史上初の2連覇となり、科学の甲子園の歴史に大きくその名を残すことになりました。

ブース出展

表彰式の後は、協賛企業によるブース展示の時間がありました。
各社が各々の事業に関連した科学に関する体験や講義を行い、学生たちは真剣に話を聞いていました。
当社ブースでは、集まってくれた生徒の皆さんへ人工衛星についてのレクチャーとクイズ大会を行いました。
質問の時間には、「人工衛星が噴射」を行う際に関する質問が出て、非常にレベルの高い質問に当社は四苦八苦しました。


今回の展示ブースでは総勢120名の学生・先生にお越しいただきました。

お越しいただいた皆さんには、宇宙や衛星などに興味を深めていただけるよう衛星のペーパークラフトや、過去に科学の甲子園に出場したことのある当社社員のインタビューを掲載したリーフレットなどをお渡ししました。

また、全参加校の引率の先生方には、当社の横浜衛星管制センターや東京メディアセンターの中学生・高校生向けに施設見学のご案内を配布いたしました。

第13回科学の甲子園全国大会ダイジェスト
YouTube にダイジェスト版が掲載されていますのでぜひご覧ください。

関連リンク:


また、高校生が出場する科学の甲子園に加えて、中学生版の科学の甲子園ジュニア@姫路にも協賛し、同じようにブース出展などを実施いたしました。


当社は、重要課題テーマの一つとして「地域・コミュニティの発展」を掲げており、次世代への教育支援も重要なことであると考えております。今後も「科学の甲子園」をはじめ、次世代への教育支援を通して社会の持続的な発展に貢献してまいります。

関連するマテリアリティ

SGDsゴール

  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 5.ジェンダー平等を実現しよう
  • 9.産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 12.つくる責任、つかう責任
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう