サステナブル調達
アンケート調査
アンケート調査の目的
スカパーJSAT株式会社では、人権・労働および環境保全などに関するサプライヤーの取り組み状況を把握・評価するため
2023年度に主要なお取引先さまに対してサステナブル調達アンケート調査を行いました。
調査概要
調査対象先 | 2022年度の購入金額上位のお取引先さま29社に対し調査票を配布し回答を依頼。 取引部門別では宇宙事業部門11社、メディア事業部門16社、経営管理部門2社。 |
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調査内容 | 国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)にて2017年に作成された各業界共通のセルフアセスメント質問表(SAQ※)を採用し調査を実施 |
調査期間 | 2023年12月~2024年1月 |
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- ※SAQは、グローバル・コンパクト10原則・ISO26000等の国際ガイドライン、特定業界のCSRアンケートをベースに9つの中核項目「(1)CSRにかかわるコーポレートガバナンス、(2)人権、(3)労働、(4)環境、(5)公正な企業活動、(6)品質・安全性、(7)情報セキュリティ、(8)サプライチェーン、(9)地域社会との共生」、を抽出し、業界を問わずバイヤーとサプライヤー間で共有できるよう構成されています。
調査結果
調査対象29社のうち26社より回答をいただき、回答率は90%でした。
平均得点率は82%で、情報セキュリティ、コーポレートガバナンス、労働、公正な企業活動、品質・安全性などは高いスコアを記録し、
環境やサプライチェーン、地域社会はやや低いスコアとなりました。
平均得点率
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- ※得点率:
該当なしを選択した設問を除いた設問数×各設問の最高得点(5点)の合計を満点(100%)とした場合の各社回答得点の割合
リスクの分析
アンケート回答を受領したお取引先さまの取り組み状況を「得点率」に基づきグループ分けした評価結果は下記の通りです。
アンケート調査を通じて各サプライヤーのCSR推進状況を確認するとともに、評価結果を各サプライヤーにフィードバックし、
リスクが高いと思われるお取引先さまに対しては、調査結果のフィードバックおよび意見交換を実施し、改善に向けた活動を行います。
得点率 | 当社の考えるリスクレベル | 社数 | フィードバック対応 | |
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96%以上 | A | ほとんどの項目において満点(5点)であり、中位(3点)が114項目中1、2問あるレベル | 13 | 継続を期待 |
80%~95% | B | 全設問の平均が4点となる。各項目におけるリスクをきちんと認識し、規範や体制の整備もできているが一部の項目でその運用上PDCAサイクルが十分行われていないと認識しているレベル | 5 | 不足点の解決を期待 |
60%~79% | C | 全設問の平均が3点となる。各項目におけるリスクをきちんと認識し、規範や体制等の整備は概ねできているが、まだ十分業務運用に落とし込めていないと認識しているレベル | 6 | 自主的な改善を要望 |
60%未満 | D | 多くの項目においてリスクの認識が低く、規範や体制の整備が十分ではないレベル もしくは特有の事情により体制整備が困難であると推察される |
2 | 改善に向け対話を実施 |
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今後もサプライチェーンリスクの評価・分析を目的として定期的なアンケート調査を実施するとともに、調査対象のお取引先さまの拡大や実施体制の整備などを進め、サプライヤーガイドラインに則した活動を継続することで持続可能な調達の実現を目指します。