スカパーJSAT

ミャンマー地震における衛星回線提供支援について

2025年5月21日

宇宙事業

2025年3月、ミャンマー中部で発生した地震は、多くの人々の生活に深刻な影響を与えました。特に通信インフラの損害は甚大であり、被災地では通信手段がほとんど機能していない状況が続いています。このような状況下で、スカパーJSATに何ができるかを検討し、衛星回線の無償提供を決定しました。

―衛星回線の役割とは

衛星回線は、地震や津波、洪水などで地上の通信網が被害を受けても、短時間で設置可能な通信手段です。また山間部や離島など、地上回線が届きにくい地域でも通信が可能です。被災者や救助活動において、衛星回線は重要な役割を果たし、他の通信手段に比べて迅速かつ確実な通信を提供します。

 

―導入にいたるまでの経緯

3月28日の地震発生後、4月1日に当社顧客のミャンマー衛星通信事業者South East Asia Net Technologies Myanmar Co., Ltd.(SEANET)へ連絡し、災害対策向けに衛星回線の利用を打診いたしました。検討の結果、被災地向けに既存回線の拡張に向け動き出しました。

幸いにも既存回線を拡張する為の衛星空き帯域に余裕はあり、技術的な観点での課題は無く、先方と合意のうえ、地震発生後12日とスムーズに提供できました。

 

―提供した衛星回線の規模や利用状況

およそ150人の被災者の方々が衛星回線でインターネットを利用しました。

―現地からの声

被災地を代表してSEANETより、お言葉を頂きました。「被災地のために衛星回線を提供し、ミャンマー地震後の人道的活動を支援してくれたSKY Perfect JSAT Corporationに心から感謝したい。」

 

―今回の取り組みの意義

過去にも同様の災害支援を行っており、東日本大震災においても衛星回線を利用いたしました。

リンク:東日本大震災における衛星利用 | スカパーJSAT 宇宙事業

今回の取り組みは、企業としての使命やビジョンと深く関連しています。被災地では通信インフラが繋がらず、多くの人々が不安を抱えています。私たちは、一人でも多くの方の不安を安心に変えることを信じて、この取り組みを行いました。これは、当社のグループミッションの一つである「不安が『安心』にかわる社会へ」に関連しており、通信により人々に安心という価値を届けることができると信じています。

 

―今後の取り組み

今後もャンマーに限らず、災害が多い国に対して同様の取り組みを行っていきたいと考えています す。二次災害の発生についても早期に察知し、通信インフラの復旧状況をフォローする予定です。

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