



スカパーJSAT株式会社では、2023年度より主要なお取引先さまに対してサステナブル調達アンケートを実施しています。
アンケートでは、人権・労働および環境保全などに関するサプライヤーの取り組み状況を把握・評価し、アンケートを通じて、お取引先さまと当社の調達方針(サプライヤーサステナビリティガイドライン)などを共有するように図っています。
これまでの実施を通じて、前年度購入金額の累計6割以上の取引先に対してアンケートを実施しています。
2025年度については以下の概要にて調査を実施いたしました。
調査対象先
2024年度の購入金額上位のお取引先さま25社
(2024年度までに調査済みの会社を除く)
調査内容
国連グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン(GCNJ)にて作成された各業界共通のセルフアセスメント質問表(SAQ※)を活用し、調査を実施
調査期間
2025年11月~2026年1月
※SAQは、グローバル・コンパクト10原則・ISO26000等の国際ガイドライン、特定業界のCSRアンケートをベースに9つの中核項目
「(1)CSRにかかわるコーポレートガバナンス、(2)人権、(3)労働、(4)環境、(5)公正な企業活動、(6)品質・安全性、(7)情報セキュリティ、(8)サプライチェーン、(9)地域社会との共生」、を抽出し、業界を問わずバイヤーとサプライヤー間で共有できるよう構成されています。
調査対象25社のうち23社より回答をいただき、回答率は92%でした。平均得点率は81%で、情報セキュリティ、労働、品質・安全性、公正な企業活動、コーポレートガバナンス、などは高いスコアを記録し、環境やサプライチェーンはやや低いスコアとなりました。

※得点率:
該当なしを選択した設問を除いた設問数×各設問の最高得点(5点)の合計を満点(100%)とした場合の各社回答得点の割合
アンケート回答を受領したお取引先さまの取り組み状況を「得点率」に基づきグループ分けした評価結果は下記の通りです。
アンケートを通じて各サプライヤーのCSR推進状況を確認するとともに、回答いただいたすべてのお取引先さまに対し、スコアや是正に向けたコメントを記載したフィードバックシートを発行しています。
得点率
当社の考えるリスクレベル
社数※
フィードバック対応
96%以上
A
ほとんどの項目において満点(5点)であり、中位(3点)が114項目中1、2問あるレベル
7
継続を期待
80%~95%
B
全設問の平均が4点となる。各項目におけるリスクをきちんと認識し、規範や体制の整備もできているが一部の項目でその運用上PDCAサイクルが十分行われていないと認識しているレベル
9
不足点の解決を期待
60%~79%
C
全設問の平均が3点となる。各項目におけるリスクをきちんと認識し、規範や体制等の整備は概ねできているが、まだ十分業務運用に落とし込めていないと認識しているレベル
5
自主的な改善を要望
60%未満
D
多くの項目においてリスクの認識が低く、規範や体制の整備が十分ではないレベル
もしくは特有の事情により体制整備が困難であると推察される
2
改善に向け対話を実施
アンケートの結果、リスクレベルがD評価となったお取引先さまに対しては、フィードバックの他に訪問・面談などを通じて改善支援を行っております。訪問・面談させていただいたお取引先さまに対しては、対応・改善状況について定期的なモニタリングに加え、当社の知見を共有するなど、お取引先さまと連携を図りながら、継続的な改善支援に取り組んでいます。
<支援実績の事例>
2024年度のアンケートで得点率が60%未満であった2社については、2023年度から継続的に訪問・面談などを通じて改善支援を実施しました。その結果、2025年度のアンケートでは両社とも得点率が改善し、うち1社は60%を上回りました。
また、具体的な改善事例として、人権に関する方針について知見を共有したところ、翌年度のモニタリングにて「人権方針の策定」などの具体的な進展が確認できました。
今後もサプライチェーンリスクの評価・分析を目的とした定期的なアンケートを継続するとともに、アンケート対象の拡大や実施体制の強化を図り、サプライヤーガイドラインに則した活動を通じてサプライチェーン全体でサステナブルな調達活動を推進してまいります。