スカパーJSATグループは、グループミッションでありサステナビリティ方針の「Space for your Smile」のもと、長期的な視点で社会価値と経済的価値の持続的創出を図るサステナビリティ経営の実現を目指しています。
地球環境や市場環境が大きく変動する中、スカパーJSATグループを取り巻く経営環境はこの数年で大きく変化しています。このような不確実な中にあっても持続的に価値創出を行うために、スカパーJSATグループが取り組むべきマテリアリティを特定しています。宇宙事業とメディア事業のそれぞれの特性、機会および脅威・リスクを踏まえ、SDGsの17のゴール・169のターゲットに照らして抽出したものです。
なお、ステークホルダーからの要請や、事業ビジョンや戦略の見直しを受け、随時マテリアリティの見直しや追加を実施しております。事業環境の変化や経営戦略との整合性を高める観点から、2026年度に従来のマテリアリティの構造を見直し、5つのマテリアリティに集約・再編を行いました。
各マテリアリティには、「2030年以降にありたい姿」としての目標とKPIを設定しています。引き続きその実現に向けた取り組みを進め、社会価値と経済的価値の創出を図ってまいります。









あらゆる環境で誰もがアクセスできる安定した通信・放送インフラを構築し、災害時にも人々の命や暮らしを支え続けます。
衛星を中核としたネットワーク基盤により、社会のレジリエンス強化に貢献します。













宇宙・通信領域での技術革新とメディアサービスの進化により、新たな価値を創出し、環境・社会課題の解決に寄与します。
さらに、人と人・企業・社会をつなぐプラットフォームとして多様なコンテンツを提供し、価値観や体験の広がりを創出します。




気候変動への対応と宇宙環境の保全を重要課題とし、宇宙をビジネスフィールドとする企業として、地球および宇宙の持続可能性の確保と課題解決に取り組みます。







従業員一人ひとりが主体的に能力を発揮できる環境を整備し、経営戦略を支える変革の起動力となる人財を育成します。
DE&Iや健康経営を通じて、全員がイキイキと活躍できる組織づくりを進めます。









企業倫理の重要性を認識し、コーポレート・ガバナンスの強化や情報セキュリティ・人権の尊重を通じて経営基盤の強化を図ります。
変動する社会・経済環境に対応した迅速な意思決定と、ステークホルダーとの対話を通じて信頼性の確保に努めます。
STEP1
社会から必要とされ、持続的な成長を続けるサステナビリティ経営の実現を目指すにあたり、スカパーJSATグループでは「サステナビリティ委員会」を立ち上げました。経営企画担当取締役(2020年度当時)が委員長を務め、各部門リーダーで構成される同委員会のもとに、全部門からアサインされた担当者が、重要課題の特定に取り組みました。
事業活動の現状把握と分析、および今後取り組むべき課題について、議論と検討を重ねるにあたっては、SDGsの169ターゲットやISO26000といったグローバルな指針やガイドラインと照らし合わせ、また他社の重要課題も参考にし、有識者の意見も取り入れました。
このような議論と検討を経て、スカパーJSATグループが取り組むべき社会課題の候補をリストアップしました。
STEP2
リストアップされた社会課題の候補について、経営層、委員会、マテリアリティ担当者で議論を重ね、課題の評価と候補の絞り込みを行い、スカパーJSATグループの持続的な成長への寄与の観点から経営視点の重要度を定めました。
一方、取引先企業・団体へのヒアリングや有識者からの意見を踏まえ、ステークホルダーや社会からの要請を反映したステークホルダー視点の重要度を定め、この2軸を掛け合わせて重要課題の評価と優先順位付けを行いました。
STEP3
優先順位付けを行った重要課題について、客観性、妥当性を確認するため、外部有識者とのダイアログを実施し、第3者の意見を取り入れました。
STEP4
有識者からの意見を反映させ、重要課題テーマと、その下に連なるマテリアリティを特定しました。それらについてスカパーJSATグループとしての妥当性を、マテリアリティ担当、サステナビリティ委員会、経営会議で確認し、最後に取締役会の承認を得て、決定しました。
なお、2026年度には、事業環境の変化や事業活動の進捗を踏まえ、経営戦略との整合性を高めるべく、マテリアリティの見直しを行いました。また、この見直しに伴い、従来の重要課題テーマとその下に連なるマテリアリティ構造の変更も行っています。

スカパーJSATグループのマテリアリティは、E(環境)・S(社会)・G(ガバナンス)、ISO26000(国際標準化機構の社会的責任規格)の中核課題、関連するSDGsのゴールとターゲットに照らし合わせています。
※笹谷秀光氏の監修によるESG/SDGsマトリクスの手法を活用
各マテリアリティに対し、2030年以降にありたい姿としての目標とKPIを設定しています。
マテリアリティ
目標(2030年以降にありたい姿)
KPI
衛星による強靭なインフラの構築
あらゆる環境で誰もが自由にアクセスできる安定したネットワークを構築し、災害時にも人々の命や暮らしを支え続ける
保有静止衛星の利用帯域
重大なサービス断数 ※電気通信事業法施行規則第58条に準じる
テクノロジーとコンテンツによる豊かな社会の実現
宇宙事業領域での新たな価値創造を通じて、地球環境の改善や安心・安全な社会の発展をリードする
Universal-NTNの構築に向けた取り組み状況
地球環境の改善や防災・減災に関わるスペースインテリジェンス事業の取り組み状況
革新的なサービスへの挑戦を続け、メディアを通じて人々の暮らしに新たな価値を提供する
既存領域にとどまらない新規事業・アライアンス等の取り組み状況
多彩なコンテンツが集うプラットフォームを通じて、人々とコンテンツの新たな出会いと、価値観が広がる体験を創出する
持続可能なサービスへの変革に向けた解約抑制
メディアソリューション事業の進捗状況
光再送信サービスの累計契約件数
持続可能な環境への貢献
Scope1、2のカーボンニュートラルおよびScope3の排出量の削減を継続し、気候変動問題への緩和と適応を進める
GHG排出量
再生可能エネルギー使用比率
クリーンな宇宙環境の維持・改善に貢献する
技術研究の進捗状況
多様な人財の活躍
一人ひとりが主体的に能力開発を行える環境を整備し、経営戦略を支える変革の起動力となる人財を輩出している
経営戦略・事業変革に資する人財育成施策の実施状況
従業員一人あたりの研修費用
ベーシックスキルの平均スコア ※非管理職のみ
DE&Iを推進し、多様な個性が尊重され、誰もが安心して最大限の力を発揮できる組織を実現する
女性社員比率に対する女性管理職比率
チーム長の平均年齢
DE&Iに関する社内啓蒙・制度活用の取り組み事例
健康経営を推進し、役職員一人ひとりがイキイキと働くことで、高いパフォーマンスを発揮できている
健康経営優良法人の継続認定および健康経営調査の評価向上
エンゲージメントの高い従業員の割合
法定健診受診率100%の維持
健全で揺るぎない経営基盤の追求
多様性と実効性を備えたコーポレート・ガバナンス体制を常に追求する
取締役及び監査役のスキルマトリックスの充足
実効性評価課題の改善実施率
重大な法令違反件数
積極的かつ責任ある情報開示とステークホルダーとの対話を通じて、強固な信頼関係を築き続ける
投資家面談数
積極的な情報発信、情報開示の充実に関する取り組み事例
情報セキュリティ・個人情報保護における重大なインシデントや情報漏洩をゼロにする
重大なインシデントの発生件数
ISMS・Pマーク認証の維持
サイバーセキュリティ強化に関する取り組み事例
人権尊重の考えが組織に浸透し、事業活動のなかで適切な判断と行動がとられている
人権デュー・ディリジェンスの取り組み事例
人権研修受講率
2026年度よりマテリアリティおよび目標・KPI体系を見直しています。
2025年度までの実績は旧重要課題テーマ・旧マテリアリティに基づく内容です。
スカパーJSATグループのサステナビリティに関する取り組みについて、有識者ダイアログを通して、第3者としてのご意見をいただき、取組みへ反映しております。