サステナビリティ経営の推進

サステナビリティ委員長メッセージ

「Space for your Smile」のもと、サステナビリティ経営の実践を通じて、社会や地球・宇宙環境の持続可能性への貢献と、企業価値の向上を実現してまいります。

取締役 サステナビリティ委員会委員長
松谷 浩一

2021年4月に9つの重要課題テーマとテーマに紐づくマテリアリティを定め、「2030年にありたい姿」(長期目標)、年度毎の短期目標・KPIを設定しました。グループミッションでもある「Space for your Smile」をサステナビリティ方 針として掲げ、「価値創造ストーリー」を経営計画に組み入れることで、サステナビリティ経営の深化を図っています。

目標達成に向けた実行力を高めるため、2022年10月にサステナビリティ推進部を発足し、サステナビリティ委員会 とともに、グループ全体のサステナビリティ推進活動を担う組織体制を整えました。気候変動を含む「環境」「人的資本」及び「人権」を重点領域として位置づけ、「人的資本」を重点領域として位置づけ、「環境」では「環境基本方針」「グリーン調達方針」の新たな策定に加え、実質再生可能エネルギー利用を促進し、2022年度末にはグループ全体での使用比率が93%となりました。「人的資本」の領域では人財戦略を策定し、同戦略に基づく人事制度の改定*を2023年4月に実施いたしました。なお、事業ビジョンや戦略の見直しを受け、2023年4月に一部マテリアリティの見直しを行いました。

宇宙領域とメディア領域での事業活動を通じて、グループ全体でサステナビリティ経営を強化し、社会から必要とされ、持続的に成長を続ける企業を目指します。

  • スカパーJSAT(株)としての取り組み。

2022年度の活動実績

2030年にありたい姿に向けた活動を順調に進めています。ステークホルダーの皆さまとの対話を重視し、サステナビリティ経営の進捗や具体的な取り組みを統合報告書や当社WEBサイトにおいて積極的に開示しています。2023年1月には気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に賛同し、TCFD提言に基づいた気候変動対応に関する情報をはじめ、人的資本投資やコーポレート・ガバナンス情報等の開示拡充にも努めてきました。 2022年度には環境問題に取り組む国際的な非営利団体CDPから「気候変動対応に関する調査」においてBスコアに認定されています。また、2023年6月にはESG指数「FTSEBlossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に初 選定されました。これにより、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が国内株式を対象に採用する6つの指数のうち、「S&P/JPXカーボン・エフィシエント指数」、「Morningstar日本株式ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト指数」に続き、3つ目の採用となりました。

2023年度の活動計画

2023年度はマテリアリティの目標・KPIの達成に向けて、各組織における実践を着実に進めてまいります。委員会を中心に、社会情勢を適正に把握し、社内体制を整えながら、サステナビリティ経営の実効性向上に努めます。また、開示情報の充実、グループ全体へのさらなる浸透にも取り組みます。

価値創造ストーリー

サステナビリティ方針”Space for your Smile”のもと、事業ビジョンの実現を通じて社会的価値を提供し、成長し続けます。

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スカパーJSATグループの歩み

それは、誰も挑んだことのない未知だった。

平成元年。日本初の民間通信衛星の打ち上げという前例のないチャレンジに始まったスカパーJSATは、日本では 誰もやったことがない全く新しいビジネスを次々と展開し、未知に挑戦し続けてきました。

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有識者ダイアログ

サステナビリティに関する取り組みについて、第三者の立場からご意見をいただくために、有識者笹谷氏を招いて鼎談を行いました。

有識者
CSR/SDGsコンサルタント
笹谷 秀光氏

出席者
代表取締役社長 米倉 英一

サステナビリティ委員会委員長
経営管理担当取締役、CFO、人事管掌役員
松谷 浩一